NASA が UFO の独自調査チームを設立し本格的に調査を開始
調査結果は透明性と科学的誠実性の原則に則って2023年半ばに一般公開される予定
昨年11月、米国議会で50年ぶりにUFOに関する公聴会が開かれ、国防総省が目撃情報を扱うタスクフォースを設置したのに続き、「NASA（（アメリカ航空宇宙局）」は航空機や既知の自然現象とは特定できない上空の現象の観察に分類される“未確認航空現象”に焦点を当てた独立研究チームのメンバー16人を選出した。
この研究は10月24日（現地時間）から正式に開始され、今後9カ月間、「NASA」や他の組織で“未確認航空現象”を研究するための基礎固めを行うとされている。チームは、民間の政府機関、商業データ、その他の分野から収集したデータが、どのように“未確認航空現象”の解明に役立つかを確認し、来年世界に公開される報告書をもって、今後のロードマップを提言する予定だ。
「NASA」本部科学ミッション本部副長のThomas Zurbuchen（トーマス・ズルブケン）は、「宇宙や大気圏における未知のものを探索することは、NASAの存在意義の核心部分です。データは科学者の言語であり、説明不可能なことを説明可能にするものです」と述べ、“未確認航空現象”を理解することが、国家安全保障と空の安全の両方に利益をもたらすことを指摘する一方で、今のところ“未確認航空現象”が地球外起源であるという証拠はないことを強調している。
また、「NASA」による“未確認航空現象”の調査結果は、透明性、公開性、科学的誠実性の原則に則って、2023年半ばに一般公開される予定となっている。
