ジャマール・マレー ── NBA スターが語るコートの内外で追求する“自分らしさ” | Interviews

NBAの頂点を経験し、コートの外でも独自のスタイルを築く彼の現在地と、彼を突き動かすものとは

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2023年、デンバー・ナゲッツを球団史上初となるNBAチャンピオンへと導いたジャマール・マレー(Jamal Murray)。大怪我からの復活を果たし、同年にはスポーツ専門局 ESPNが主催する全米屈指のスポーツアワード「ESPY Awards」で、「Best Comeback Athlete(最優秀カムバック選手賞)」を受賞。数々の困難を乗り越えながら、NBAを代表するガードへと成長を遂げてきた。

現在は〈New Balance Basketball(ニューバランスバスケットボール)〉を代表するアスリートとして、コート上でのパフォーマンスのみならず、試合会場へ向かう際のスタイルやカルチャーへの関心でも注目を集めている。

今回、NBA 3X TOKYO Presented by New Balanceのため来日したジャマール・マレーに『Hypebeast Japan』が短時間ながらも彼にインタビューを実施。NBAチャンピオンを経験した今もなお、彼を突き動かすものとは何なのか。怪我からの復活を経て変化した価値観、トップレベルで戦い続けるための姿勢、ファッションやカルチャー、そして〈New Balance〉とのパートナーシップについて話を聞いた。


何より楽しみながらプレーしたい

Hypebeast:2023年にデンバー・ナゲッツを球団史上初のNBAチャンピオンへと導き、現在もリーグを代表する選手の一人として活躍されています。今もなお、日々自分を高め続ける原動力とは何でしょうか?

ジャマール・マレー:ただ、最高の選手になりたいんです。自分にできる限り最高の自分でありたいと思っています。バスケットボール選手としてプレーできる時間は、人生の中でも限られています。だからこそ、その時間を最大限に生かしたいし、何より楽しみながらプレーしたい。もう一度、チャンピオンシップを狙えるレベルまで戻ること。それが今の自分にとってのモチベーションですね。

大怪我から復活を遂げ、ESPY Awardsでは「Best Comeback Athlete」を受賞されました。その経験は、選手としてだけでなく、一人の人間としてどのような変化をもたらしましたか?

大きく変わったとは思っていません。自分自身は今も変わらず、同じ人間です。ただ、あのような形で評価してもらえたことは、本当に嬉しかったですね。あの年は、自分にとってすごく楽しい1年でした。だからこそ、あの頃の感覚をもう一度味わいたいと思っています。毎年、あのときのような時間を過ごせるように、もっと上を目指していきたい。何より、自分がこうしてバスケットボールをして、いろいろな経験ができること自体を楽しんでいます。それが今も自分を前に進ませている理由の一つだと思います。

NBAでは毎年新しい才能が次々と現れ、競争も激しさを増しています。その中で、常に高いレベルでプレーし続けるために、どのように自分自身を奮い立たせていますか?

モチベーションを見つけることは、すごく大切にしています。相手が僕に対して“自分の力を証明したい”と思ってプレーしているなら、僕も同じように、その相手に対して何かを証明したいと思う。そうやって、お互いに刺激し合えることがモチベーションになります。だから、毎試合、自分をもっとハードにプレーさせる理由を探しています。常に自分自身を奮い立たせるための何かを見つけ続けること。それが、今の自分にとって大切なことですね。

またNBAでは、ベストドレッサーの一人として注目されていますが、ファッションにおいて何か大切にしていることや、自分なりのスタイルはありますか?

一番大事なのは、着ていて心地いいことですね。あとは、素材感のあるものが好きです。見たときに、どんな触り心地なのか想像できるような、テクスチャーのあるアイテムに惹かれます。それと、アニメが大好きなので、アニメTシャツもよく着ます。そういう自分の好きなものを取り入れることも、僕のスタイルの一部ですね。

アニメがお好きとのことですが、特に好きな作品は?

『HUNTER×HUNTER』、『刃牙』、『NARUTO』ですね。

New Balance Basketballとの取り組みでは、シューズのカラーリングやアパレルのデザインなど、さまざまなクリエイティブにも携わっているそうですね。パートナーシップを通して、特に楽しいと感じていることは何ですか?

自分たちでシューズを作っていけることが、すごく好きですね。さまざまなカラーやカラースキームを考えられるのは、いつも楽しいです。それに、コートの外ではフーディーやスウェット、トラックパンツなどのデザインにも関わることができます。自分で描いたものを実際に洋服に落とし込めるのも、このパートナーシップの好きなところですね。

バスケットボールやファッションを含め、普段の生活の中でインスピレーションを受けているものはありますか?

格闘技が好きなんです。特にカンフーですね。ブルース・リーは、僕が大好きなファイターの一人です。彼が格闘技に与えた影響はすごく大きいと思っています。格闘技におけるメンタリティや考え方からも、たくさんの影響を受けています。それをバスケットボールにも取り入れているんです。

最後に、今回の日本滞在で楽しみにしていることや、やってみたいことはありますか? また、日本のファンへメッセージをお願いします。

いろいろなことを探索してみたいですね。できるだけ新しいことを経験して、食べたことのないものにもたくさん挑戦したいです。ワークアウトもしていますし、大阪城にも行きました。あとはアニメも観るつもりです(笑)。やりたいことがたくさんあるので、毎日楽しく過ごしています。日本に来ることができて嬉しいです。応援してくれている皆さん、本当にありがとうございます。

ジャマール・マレー(Jamal Murray)
1997年生まれ、カナダ・オンタリオ州出身のバスケットボール選手。2016年のNBAドラフトで全体7位指名を受け、デンバー・ナゲッツに加入。以来、チームの中心を担うガードとして活躍を続けている。2023年には、ニコラ・ヨキッチらとともにナゲッツを球団史上初となるNBAチャンピオンへと導き、自身もプレーオフで圧倒的なパフォーマンスを披露。同年には、大怪我からの復活を評価され、ESPY Awardsの「Best Comeback Athlete」を受賞した。またコート上での卓越したスコアリング能力や勝負強さに加え、試合会場への移動時のスタイルでも注目を集めるなど、NBAを代表するプレーヤーの1人として存在感を放つ。現在はNew Balance Basketballのアスリートとして、シューズのカラーリングやアパレルのデザインにも携わり、バスケットボールとファッション、カルチャーを横断した活動を展開している。

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