藤原ヒロシが手がける “Forbes らしくない” Forbes のマーチャンダイズ|Interviews
“Money Making”を掲げたTシャツから、まさかの小銭入れまで登場 ── 藤原ヒロシに聞く、Forbesとの異色のコラボレーションの裏側
藤原ヒロシが手がける “Forbes らしくない” Forbes のマーチャンダイズ|Interviews
“Money Making”を掲げたTシャツから、まさかの小銭入れまで登場 ── 藤原ヒロシに聞く、Forbesとの異色のコラボレーションの裏側
ビジネスや経済の象徴であり、世界の富裕層や起業家たちを魅了し続けるグローバルメディア『Forbes(フォーブス)』。そんな同メディアが、8月25日(火)に公式ECサイト「Forbes Store」のローンチに合わせて発表するのが、藤原ヒロシ率いる〈fragment(フラグメント)〉との異色のコラボレーション・マーチャンダイズだ。
ビジネスメディアの金字塔でありながら、今回のラインアップにスーツやフォーマルウェアの姿は一切ない。用意されたのは、Tシャツ(5型)、スウェットシャツ(2型)、フーディ(1型)、キャップ(1型)、コインケース(3型)、トートバッグ(1型)という、実にストリートライクな13アイテムだ。
「Money Making」というヒップホップカルチャーの隠語を巧みに落とし込んだグラフィックや、まさかの「小銭入れ」、さらにはユニコーン企業を表現したグラフィックまで──。これまでラグジュアリーとストリートの融合は数多く語られてきたが、本作が提示するのは、ストリートと知性が悪戯交じりに交錯する「インテリストリート」という新たな価値観だ。
今回、EC立ち上げとコレクションのお披露目にあわせ、プロジェクトを手がけた藤原ヒロシ本人にインタビューを敢行。異色コラボの舞台裏から、彼ならではの皮肉とユーモアが溢れるデザイン哲学、そして彼自身の“アイデンティティ”に迫った。
常に実験的なことが好きなだけです
Hypebeast:まず、今回『Forbes』とマーチャンダイズを手がけることになったきっかけを教えてください。
藤原ヒロシ:2年くらい前かな。『Forbes JAPAN』の人たちと食事をしている時に、「ForbesでForbesらしくない小銭入れとかがあったら面白いんじゃない?」って話したのが始まりですね(笑)。そこからゆるりと話が進んで、今回のECストア立ち上げのタイミングで実現しました。本当は「Forbesロゴのブルーシート」なんかも提案したんだけど、本気にされなかったのか実現しなかった(笑)。寝袋とかも面白かったかもしれないですね。残業するときに使えるし。
『Forbes』という格式あるメディアのマーチャンダイズで、ここまで“攻めた”アプローチを通すのは驚きです。ただ、プロダクト自体はかなり“リアル”に着られそうですね。
「Money Making」とかグラフィティっぽいデザイン、あとは大売り出しのシールみたいなグラフィックとか。『Forbes』ロゴのほか、過去のロゴをトレースしたものも使っています。オフィシャルでありながら、自由に使わせてもらったからこそ面白いものができたんだと思います。
「Money Making」や手塚プロの「ユニコ」など、デザインのアイディアはどこから?
『Forbes』だから、お金をつくりたい人という意味もあるし、ヒップホップの隠語で“Money Making Manhattan”っていうのがあって。マンハッタン、ニューヨークというところも含めて、“Money Making”がいいかなって。
「ユニコ」に関しても、10年くらい前に起業家たちがこぞって「ユニコーン企業を目指す」って言い始めた時に、その言葉に惹かれて。そこで、手塚プロの「ユニコ」をデザインに採用してみました。専門用語やカルチャーの言葉をグラフィックとして面白く変換するのが好きなんです。
ラグジュアリーとストリートの融合はもはや定番ですが、今回のコレクションは「インテリとストリート」という全く新しい「インテリストリート」の芽生えを感じさせます。
昔のラッパーがルイ・ヴィトンの偽物を着ていたように、富の象徴である『Forbes』という存在をパロディ的に着るっていうのは、すごく良い機会だなと思っていて。ストリートでもない、カレッジ風でもあり、でも着ていく場所を選ばない。何十年後かに古着屋さんでこれを見つけたら、「Appleのヴィンテージスウェットを見つけた」時みたいに興奮するんじゃないかな(笑)。
今回に限らず、全然違うジャンルとのコラボレーションも多いですが、オファーを受ける基準はありますか?
一概には言えないけど、やっぱりアンバランスなものだったり、こちらとしてもやる意味があったり。「面白そうだな」と思えるかですね。
ヒロシさんは、人がまだやっていない組み合わせを常に試している印象があります。
常に実験的なことが好きなだけです。
ちなみに、『Forbes』の読者というと、「スーツ」というイメージもあります。ヒロシさん自身はスーツを着られたことあるんですか?
ヴィヴィアン・ウエストウッドのスーツとかだけかな。
成人式では?
成人式はいなかったです。ロンドンにいました。
ということは、ちゃんとフォーマルな場所で、いわゆるフォーマルなスーツを着たことは……。
ない(笑)。
すごいですね。『となりのトトロ』を観たことがない、みたいな(笑)。
トトロは観たことないです(笑)。
Forbes x fragment
発売日:8月25日(火)より「Forbes Store」にて予約受付開始(発送は9月以降予定)
展開アイテム:Tシャツ(5型/各9,680円)、スウェットシャツ(2型/各15,400円)、フーディパーカ(1型/17,600円)、キャップ(1型/7,700円)、コインケース(3型/各2,200円)、トートバッグ(1型/5,500円)※全て税込




















