FDMTL x CASETiFY ── アナログの温度感をテックアクセサリーへ|Interviews

インディゴを基調に、“ボロ”や“刺し子”の美学を現代のテックプロダクトへ

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時間を重ねることで、その表情を変えていくインディゴや、ひと針ずつ刻まれた刺し子、幾重にも布が重なり生まれる襤褸(ボロ)。〈FDMTL(ファンダメンタル)〉が長年向き合ってきたのは、そうした“経年”や“手仕事”が生み出す独自の美しさだ。

2005年の創業以来、インディゴを軸に、着用するほどに愛着が深まるプロダクトを作り続けてきた同ブランドが、今回タッグを組むのはテックアクセサリーブランド〈CASETiFY(ケースティファイ)〉。一見すると異なる領域にある両者だが、今回のコラボレーションでは、その距離をむしろデザインの可能性へと変換した。

スマートフォンケースをはじめとするデジタルプロダクトに、〈FDMTL〉が培ってきたアナログな質感をいかに落とし込むか。刺し子を思わせるステッチパターンに加え、デザイナーの津吉学が収集してきたボロを高精細にスキャンし、その質感までをグラフィックとして再現。テクノロジーとクラフト、それぞれが持つ異なる魅力を掛け合わせることで、新たな〈FDMTL〉の表現を提示している。

『Hypebeast Japan』では、デザイナーの津吉学に“5 Questions”を実施。今回のコラボレーションに至った背景から、テックプロダクトに〈FDMTL〉らしいアナログの温度を宿すためのデザインアプローチまで、その制作背景を紐解く。


Hypebeast:今回、なぜCASETiFYとのコラボレーションを実現することになったのでしょうか?

津吉学:今回のコラボレーションは、親しい友人から「CASETiFYというブランドがあって、コラボレーションの相手を探しているんだけど、FDMTLとやるとすごく面白いことになるんじゃないか」ということで紹介を受けたのがきっかけでした。

今回の企画では、どのようなデザインを意識しましたか?

携帯電話のケースということで、かなりテック寄りの商品になりそうですよね。だからこそ、そのテック寄りな商品にどうやってアナログ感を出すか、というところを意識してデザインしました。FDMTLがこれまで大切にしてきた、素材そのものが持つ表情や、人の手を感じられるような質感を、スマートフォンケースやテックアクセサリーの中でどう表現するか。そこが今回のデザインを考える上での大きなポイントですね。

FDMTLらしい“ボロ”や“刺し子”の要素を、今回どのように表現しましたか?

一つは、刺し子の柄です。糸でステッチをしたようなパターンをグラフィカルに落とし込んでいます。実際の刺し子が持っているような手仕事の雰囲気を、グラフィックとしてどう見せるかということを考えました。もう一つは、ボロです。僕自身、結構ボロのコレクションをしているんですが、そのコレクションを高精細にスキャンして、それを本物のようなクオリティでプリントすることを意識しました。実際の素材が持っている表情や質感を、デジタルなプロダクトの上に持ってくる。そうすることで、テックアクセサリーでありながら、どこかアナログな温度を感じてもらえるようにしています。

デニムとは異なるスマートフォンケースやテックアクセサリーをデザインする上で、意識したことはありますか?

やっぱり、素材の面白さというものを楽しんでもらいたくて作りました。洋服の場合は、実際に生地を触ったり、着込んだりすることで素材の変化を楽しむことができます。今回はスマートフォンケースという、これまでFDMTLが作ってきた洋服とは異なるプロダクトですが、そこにボロや刺し子を思わせる質感やグラフィックを取り入れることで、別のかたちで素材の面白さを感じてもらえたらと思っています。テックプロダクトだからこそ、普段とは違う方法でFDMTLの世界観を楽しんでもらえるんじゃないかと思います。

今回のコラボレーションを通して、どんな人に手に取ってもらいたいですか?

今回のコラボレーションは、素材の面白さというものを楽しんでもらいたくて作ったものなので、そういうところをお客さんに喜んでもらえたら嬉しいと思います。FDMTLを普段から知っている人はもちろん、CASETiFYをきっかけにFDMTLを知る人にも、今回のプロダクトを通して、ボロや刺し子、インディゴといったFDMTLのものづくりに触れてもらえたらと思っています。普段身につける洋服とはまた違ったかたちで、FDMTLの持つ素材感や世界観を楽しんでもらえたら嬉しいですね。


〈FDMTL〉x〈CASETiFY〉コラボコレクションは、現在〈CASETiFY〉公式オンラインストア、『CASETiFY OSAKA 心斎橋店』『札幌PARCO店、渋谷PARCO店』『池袋PARCO店』『新宿マルイ店』『ルクア大阪店』『広島PARCO店』『アミュプラザ博多店』『名古屋タカシマヤゲートタワーモール店』『ニュウマン高輪店』にて販売中。スマートフォンケースは6,050円(税込)〜、テックアクセサリーは5,280円(税込)〜となる。

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提供 CASETiFY
Creative
Ayumu Nakamura/Hypebeast
ビデオグラファー
Shogo Fujiyama
Project Manager
Daisuke Yunome/Hypebeast
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