Flowdan ── ロンドンから世界へ、グライムと歩んだ20年 | Interviews

グライムシーンを支え続けるMCが語るクラブカルチャーの現在地

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ロンドン発のグライムを語る上で欠かせない存在のひとり、Flowdan(フロウダン)。MCとして20年以上にわたり活動を続け、グライム黎明期からシーンの変遷を見つめてきた彼は、ロンドンのグライム・クルー Roll Deepの初期メンバーとしてその礎を築いた人物のひとりでもある。現在に至るまで、ダブステップやドラムンベースをはじめとするUKベースミュージックとも交差しながら、唯一無二の低く重厚なヴォイスと存在感でシーンを横断してきた。

今回Flowdanが出演するのは、東京・渋谷を拠点にUKをはじめとするベースミュージックやアンダーグラウンドカルチャーを発信してきた『CIRCUS TOKYO』によるフェスティバル CIRCUS ODAIBA。ロンドンのローカルコミュニティを起点に育まれたグライムと、東京のクラブシーンに根を張りながら独自のカルチャーを育んできた『CIRCUS TOKYO』。場所や背景は異なれど、ローカルなコミュニティから生まれる音楽とカルチャーを育んできたという点で、両者には通じるものがある。

今回は、『CIRCUS TOKYO』というクラブとの接点を起点に、クラブという場所が持つ役割、ロンドンという街から受けた影響、20年以上のキャリアを通じて変わらなかった価値観、そして現在のグライムシーンまで、8つの質問を通してFlowdanの言葉を紐解いていく。


ローカルなルーツとのつながりは、特に意識していることではありません。単純に、それが自分自身だから

Hypebeast:CIRCUS TOKYOは、ジャンルを問わずベースミュージックやアンダーグラウンドカルチャーを発信し続けてきたクラブです。今回、このようなローカルカルチャーに根ざした記念すべきイベントに出演することを、どのように捉えていますか?

Flowdan:カルチャーに深く根ざし、長い時間を経てもなお続いている、そしてレガシーを持っているものに参加できることは、いつだって嬉しいし光栄なことです。こうしたものに携わるとき、それこそが望めることだと思っています。いつだって光栄なことです。

長年、世界中のクラブでパフォーマンスをしてきた中で、“良いクラブ”にはどんな共通点があると感じていますか?

すべての素晴らしいクラブに共通しているのは、ジャッジされることなく、何かを心配する必要もなく、自分自身を表現できる安全な場所であることだと思います。

ロンドンにも、それぞれ独自のコミュニティを育ててきたクラブがあると思います。あなた自身のキャリアに大きな影響を与えた特定の場所はありますか?

特定のクラブがひとつあるというより、ロンドンそのものですね。ロンドンは、インスピレーションやモチベーションを得られる場所をとても簡単に見つけられる街なんです。そういう場所が本当にたくさんあります。

グライムはロンドンのローカルカルチャーから生まれ、今では世界中へ広がりました。その中でも、ローカルなルーツとのつながりを大切にしてきたのでしょうか?

ローカルなルーツとのつながりは、特に意識していることではありません。単純に、それが自分自身だから。世界のどこにいても、自分はそれを代表しているし、体現しているんです。

MCとして20年以上活動し、グライムの黎明期からシーンを見続けてきたと思います。現在のグライムシーンをどのように捉えていますか?

現在のグライムは、とてもポジティブで、力強い状態にあると思います。今では、ひとつのジャンルとして確立されていますから。かつては、自分たちが作っていた音楽が、この先どうなっていくのか、今のような形になるとは想像もしていませんでした。当時は、僕たちの音楽を理解したり、受け止めたりできる人も、決して多くなかった。だからこそ、グライムが今これほど確立されたジャンルとして存在していることは、僕たちが大きく前進してきた証だと思います。今のグライムは、とても強いですよ。

音楽の聴かれ方やクラブカルチャーは、この20年で大きく変化しました。その中でも変わらなかったもの、逆に変える必要があったものはありますか?

音楽が消費される方法には、適応していく必要がありました。でも、ずっと変わらない価値観もあります。それは、常に新しいものや、何か違うものを求める気持ちが存在しているということです。僕たちは自分たちが何を好きなのかを知っています。でも、前へ進み続け、クリエイターや音楽を聴く人たちにインスピレーションを与え続けるためには、常に新しいもの、違うものが必要なんです。それは最初から今まで変わっていません。

日本のクラブシーンやオーディエンスには、どんな印象を持っていますか? また、日本ならではの魅力を感じる瞬間があれば教えてください。

日本でプレイすることは、他の多くの海外の場所でプレイするのとは確実に違います。日本に入って、クラブに入った瞬間に、人々がその音楽についてとてもよく知っていて、しっかりとリサーチしていることが分かります。だからこそ、とても反応の良いショーになるんです。そして、いつもエネルギーが高い。それによって、体験そのものがさらに高まります。

最後に、CIRCUS at ODAIBAでのパフォーマンスを楽しみにしているファンへ、今回どんな体験を届けたいですか?

ハイエナジーで、全力を使い切ります。それでは、会場で会いましょう。

Flowdan
ロンドン・イーストエンド出身のMC/プロデューサー。グライムの黎明期を支えたRoll Deepの初期メンバーとして活動し、20年以上にわたりUKのベースミュージック・シーンを牽引。独特の低く重厚なヴォーカルを武器に、グライムからダブステップ、ドラムンベースまで幅広いジャンルを横断する。2024年にはグラミー賞を受賞。ローカルなコミュニティをルーツに持ちながら、現在も世界各地のクラブ/フェスティバルで活動を続けている。

CIRCUS ODAIBA
日程:9月22日(火)
時間:10:00-21:00
場所:お台場青海地区P区画
住所:東京都江東区青海1-1-16
チケット料金:Phase 3(9,500円)
チケット購入先:イープラス

LINE UP:A to Z
Flowdan
Metrik B2B Grafix
MURA MASA (DJ SET)
nasthug B2B LADY SHAKA
NEKO MAFIA
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pluko (DJ SET)
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