TERIYAKI BOYZ® が米ロサンゼルスのフェスで復活

8月21日（日）、米ロサンゼルスにて行われた「88rising（88 ライジング）」主催の音楽フェス「The 2022 Head in the Clouds Festival」に、日本のヒップホップユニット TERIYAKI BOYZ®（テリヤキ・ボーイズ）からVERBALとILMARI、RYO-Z、WISEが出演。2006年にリリースされ世界中で未だ再生回数を伸ばし続けている不動のヒット曲 “Tokyo Drift (Fast & Furious)”や、今年約12年ぶりに発表した新曲 “Morë Tonight”など全10曲を披露し、鮮烈なカムバックを果たした。

TERIYAKI BOYZ®は、〈HUMAN MADE®️（ヒューマン メイド）〉デザイナーで〈KENZO（ケンゾー）〉のアーティスティック ディレクターも務めるNIGO®️（ニゴー）を中心に、VERBALとILMARI、RYO-Z、WISEによって2004年に結成されたヒップホップユニット。2006年に映画『ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT』の主題歌に起用された楽曲 “Tokyo Drift (Fast & Furious)”が世界的なヒットを記録し、同楽曲は今では彼らの代表作として認知されている。2009年を最後にリリースのなかったTERIYAKI BOYZ®だが、今年3月に発売されたNIGO®️のアルバム『I Know NIGO』のために、Pharrell Williams（ファレル・ウィリアムス）プロデュースのもと制作された新曲 “Morë Tonight”で再び集結した。 また、コロナ禍の2020年には「88rising」所属のインドネシア人ラッパー Rich Brian（リッチ・ブライアン）が彼らの“Tokyo Drift (Fast & Furious)”をビートジャックする企画 “TOKYO DRIFT FREESTYLE”を立ち上げ、『YouTube』上に動画を投稿。その後世界各地のラッパーが同楽曲のビートに乗せてフリースタイルを披露し、大きなムーブメントとなった。

今回の「The 2022 Head in the Clouds Festival」では、TERIYAKI BOYZ®はDouble HAPPINESSステージの大トリとして出演。当日のステージ前は、彼らのカムバックを待ち侘びる多くのファンで埋め尽くされることに。イントロMCが流れ始めると、ILMARI、RYO-Z、WISE、VERBALの順に登場し、「ARE YOU READY〜？！」の掛け声で会場を煽ると、自己紹介代わりにまずは“HEARTBREAKER”を披露。間髪入れずに2曲目は“ZOCK ON! feat. Pharrell & Busta Rhymes”、続けてお待ちかねの“Tokyo Drift (Fast & Furious)”をドロップし、会場の歓声と熱気は最高潮に達した。その後は“Morë Tonight”を始め、“Cho L A R G E (feat. Pharrell Williams)”、“WORK THAT feat.PHARRELL&CHRIS BROWN”、“I still love H.E.R. featuring KANYE WEST”など往年のファン泣かせのセットリストでオーディエンスを魅了。最後は“KAMIKAZE 108(酉年mix)”で全10曲のセットを締めくくった。

その後フェスのフィナーレでメインステージに再度登場し、Rich Brianと共に“Tokyo Drift (Fast & Furious)”を披露。ビートジャックムーブを生み出したBrianと本家TERIYAKI BOYZ®との夢の共演に会場は大歓声に包まれ、アジアンカルチャーの祭典である本フェスの終演に華を添えた。久々のパフォーマンスを終えたメンバーは「お客さんのテンションが高くて最高でした！（VERVAL）」「TOKYO DRIFTでみんな盛り上がってくれて嬉しかった！（ILMARI）」「頭がぶっとぶほど、お客さんの熱量がすごかったです（WISE）」「オーディエンスの皆さんが受け止めてくれてよかった！また呼んでいただきたい（RYO-Z）」とコメント。また、「88rising」のCEOであるSean Miyashiro（ショーン・ミヤシロ）は「TERIYAKI BOYZ®はカルチャーを牽引してきた世界的パイオニアです。この数年間、TERIYAKI BOYZ®のライブ実現についてよくVERBALと話してきたのですが、今回The 2022 Head in the Clouds Festivalという特別な機会でついに実現することができ、僕の夢が叶いました」とその想いを語っている。