Land Rover が超高級限定車 Range Rover SV Carmel Edition を発表

8月12〜21日まで米ペブルビーチで行われた自動車の祭典「Monterey Car Week（モントレー・カー・ウィーク）」。年に1回、世界中の自動車愛好家が訪れるこのイベントでは、ほぼ全ての高級車メーカーが名を連ね、過去の名車から最新のコンセプトカーまで幅広く披露されているわけだが、そこに必ずリストアップされるのが英国の四輪駆動専門メーカー「Land Rover（ランドローバー）」である。今年のカー・ウィーク最終日の21日、べブルビーチに隣接するカーメル・ハイランドに出来た「Land Rover」のVIPだけの招待制モダニズムハウス“Renge Rover House（レンジローバーハウス）”にて超限定車 “Range Rover SV Carmel Edition（レンジローバーSV カーメルエディション）”を正式発表し、大きな注目を浴びた。

この印象的な車のデザインは、カリフォルニア州カーメル周辺の海岸線と入り江に見られる風景にインスパイアされたもので、“Range Rover SV（スペシャルビークルオペレーションズ）”のビスポーク・チームよって見事にメイクオーバーされている。エクステリアに上品なサテン・ブロンズ塗装を施し、インテリアにはカリフォルニアの海の色を表した“リバティ・ブルー”のフロントシートと“キャラウェイ”と呼ばれるブラウンのリアシートでコントラストをつけ落ち着いた印象に。ボンネットの下には最高出力523hpのV8ツインターボエンジンを搭載し、足元に履かれた23インチ・ダイヤモンド・ターン・ホイールは光沢のあるダーク・グレー仕上げとなり、そのディスクにはコントラストカラーとしてサテン・ブロンズのペイントが施されている。

「Jaguar Land Rover North America（ジャガー・ランドローバー・ノースアメリカ）」のCEOであるJoe Eberhardt（ジョー・エバーハルト）は、「“Range Rover SV Carmel Edition”は、カーメル周辺の美しさに敬意を表して作られています。“Renge Rover House”でこの貴重なクルマを紹介し、このモデルを特別なものにしているクラフトマンシップとデザイン要素をお見せできることを嬉しく思います」と述べている。

“Range Rover SV Carmel Edition”は17台のみの限定生産で、価格は34万5,000ドル（約4,730万）となるが、“Renge Rover House”に会員に登録されている特別なゲストにのみ提供されるようだ。