Moncler から藤原ヒロシの手掛けた Maya 70 by FRGMT が登場
藤原ヒロシのミニインタビューも掲載







〈Moncler(モンクレール)〉は、創業70周年記念プロジェクトの一環として、7名のデザイナーを招聘し、ブランドを象徴するMaya Jacket(マヤ ジャケット)を再解釈したコラボシリーズを展開。〈Palm Angels(パーム・エンジェルス)〉〈THOM BROWNE(トム ブラウン)〉に続き、その第3弾として〈fragment design(フラグメント デザイン)〉の藤原ヒロシの手掛けたMaya 70 by FRGMT(モンクレール マヤ 70 バイ フラグメント)が、10月29日(土)に発売される。
実にHFらしいこのジャケットは、光沢感のある〈Moncler〉といえば!的なナイロンラケのボディに、マットなナイロンスリーブを組み合わせた1着。キャンペーンビジュアルには、藤原氏とも親交のあるBMXライダーのNigel Sylvester(ナイジェル・シルベスター)が起用されている。『Hypebeast』では、Maya 70 by FRGMTの発売を祝して、藤原氏にショートインタビューを実施。多忙な合間を縫って、いくつかの質問に回答してもらった。
Hypebeast : Monclerの本社にはどのぐらいの頻度で行かれているのですか?何日間ぐらい滞在されるのですか?
コロナ前は毎月のように行っていて、向こうは夏休みがあったりするから、その間を除いて、年間8〜9回は行ってましたね。滞在は3日間ぐらいで、ミーティングだったり、サンプルを確認したり、フィッティングを見たり。
Monclerのチームは何人ぐらいと一緒に作業しているのですか?
最初から一緒にやってるメインのデザイナーがいて、アシスタントは変わったりするのですが、シューズだったりアクセサリーとそれぞれ担当が分かれてます。
ミラノファッションウィークでの創業70周年を祝うイベントは圧巻でしたが、実際に現場で体験されていかがでしたか?
確かにすごい圧巻というものでしたね。個人的にはダンスだったり、ああいった演出にはそこまで興味はないのですが、ミラノのおけるブランドの立ち位置というか、圧倒的な力を感じましたね。
Maya ジャケットはモンクレールの定番アイテムですが、そういった誰もが知ってるアイテムをアレンジする上で心がけたことなどありますか??
最初はMayaジャケットという名前とプロダクトがそこまで紐づいてなかったのですが、他のデザイナーもそうですが、色を変えるだけだとあまり意味ないし。どこをどうやって変えて、どこまで残すべきかは悩みましたね。
fragmentのMayaジャケットをご説明いただけますか?
ロング丈のスタジャンをイメージしました。アウトラインのシェイプはそのままで、そこからスタジャンのラグランぽく肩の構造を変えたり、生地を変えたり。背中のシェニールパッチもスタジャンからインスパイアされてます。
ダウン特有のボリューム感が緩和されてスッキリしてますね。
表と裏をひっくり返しているので、だいぶミニマルな印象にはなってますね。
キャンペーンのNigel Sylvesterはヒロシさんが選んだのですか?
Monclerから何人か候補者が来て、Nigelは僕も会ったことあるし、良いと思ったので出演してもらいました。
Monclerは新しいアイデアに寛容というか、デザイナーの意向には、何でもOKなのでしょうか?
ケースバイケースかと思いますが、今回のようにMaya 70ってテーマが決まってたら、それぞれ好きなことやって感じだと思います。どっちにしても僕は自分が着たいものを作るので、街で着やすいものを作りますね。そうじゃない人は割とエクストリームなものを作ってるんじゃないかな。
確かにヒロシさんが着用されている姿が想像できます。
Monclerは、光沢のあるナイロンラケという素材とダウンの組み合わせが良いのか、いわゆるアウトドアブランドのプロダクトと比較しても着やすいですね。今回のMayaジャケットもすぐに着たい1着です。