火星初の都市計画が発表
早ければ2054年に建設を開始し、2100年までに最初のコミュニティーを迎えることができるという
自転周期、1日の長さ、季節など、太陽系の中で最も地球に近い惑星と言われる火星。これまで幾度にわたり移住が計画されそのたびに頓挫してきたが、遂に火星初の都市計画が正式に発表された。
建築事務所「ABIBOO」が描くこの理想郷では、首都 Nüwaを含む5つの都市が火星に開発される予定で、早ければ2054年に建設を開始し、2100年までに最初のコミュニティーを迎えることができるという。それぞれの都市にはオフィスや住宅、そして緑地が広がり、生命維持に必要な酸素の大部分は植物による光合成から生み出され(二酸化炭素と水分は地表で手に入るらしい)、食料は90%を植物由来とし、エネルギーはソーラーパネルによって賄うそうだ。
「ABIBOO」の創設者Alfredo Muñoz(アルフレッド・ムニョス)は、「建設計画にあたり、地球の3分の1ほどしかない重力という火星特有の課題に直面しました。しかし、火星には水分と炭素があることが分かっているので、製鉄できるという最大のメリットがあるのです」とコメントしている。
早ければ約30年後に建設開始となる本計画のイメージビジュアルを、ぜひ下記から確認しておこう。
The vertical city has homes, offices and green spaces, all built into the side of a cliff to protect inhabitants from atmospheric pressure and radiation.
? https://t.co/aTcN4Q5QT8 pic.twitter.com/9jYN9Alwcr
— euronews Living (@euronewsliving) March 21, 2021
According to the architecture company’s analysis, construction could start as early as 2054 and it could be built by 2100 – when the first community would start living there.
More ? https://t.co/aTcN4Q5QT8 pic.twitter.com/lJ4ItGYUdY
— euronews Living (@euronewsliving) March 21, 2021
⚡️ “This is what the first city on Mars will look like”https://t.co/B36TzuCft4
— euronews Living (@euronewsliving) March 21, 2021