いま狙うべき Rolex は Submariner Date “Bluesy” か
人気スポーツモデルが軒並みプレミア価格を維持するなか、アイコニックな1本が二次市場で定価以下に
〈Rolex(ロレックス)〉を代表するスポーツモデルのひとつが、現在定価を大きく下回る価格で流通しているようだ。
現在の市場では、〈Rolex〉の製品はモデルによって相場が大きく二極化している。マーケットデータを提供する『WatchCharts』によれば、ステンレススティール製のDaytona(Ref.126500)は、定価14,050ポンドに対し、二次市場では23,507ポンド前後で取引されている。一方、GMT-Master II(GMT マスター II)“Bruce Wayne(ブルース ウェイン)”(Ref.126710GRNR)も、定価9,850ポンドに対して約14,684ポンドと、依然として高いプレミア価格を維持。こうした相場を見る限り、〈Rolex〉の代表的なスポーツモデルが依然として高い資産価値を持つことに変わりはない。
しかし、そんななかで異なる動きを見せているモデルが存在する。それが、ツートーン仕様のSubmariner Date(サブマリーナ デイト)“Bluesy(ブルージー)”(Ref.126613LB)だ。同モデルの正規価格は16,200ポンド。一方、現在の二次市場価格は12,613ポンドとなっており、約3,600ポンドも定価を下回る水準で購入できる計算になる。1980年代に登場した“Bluesy”は、ブルーダイヤルとブルーベゼル、イエローゴールドを組み合わせたデザインで知られ、「サブマリーナ」と聞いて多くの時計ファンがブラックモデルと並んで真っ先に思い浮かべる存在でもある。〈Rolex〉のラインアップのなかでも、ひと目でそれと分かるアイコニックなモデルと言えるだろう。
しかし、市場評価は他の人気スポーツモデルとは対照的だ。この価格差は、現在の〈Rolex〉市場がトレンドに強く左右されていることを示しているのかもしれない。いま市場で支持を集めているのは、ブラックダイヤルやグレーベゼルといった控えめなスポーツウォッチ。前述のGMT-Master II “Bruce Wayne”やDaytonaは、そのムードを体現するモデルだ。対してSubmariner Date “Bluesy”は、鮮やかなブルーダイヤルに同色のベゼル、さらにイエローゴールドのセンターリンクを備えた、Submarinerのなかでも比較的華やかな1本。コーディネートに自然と溶け込むタイプではなく、控えめな存在感を狙った時計でもない。
皮肉なことに、いま市場で敬遠されているその個性こそが、“Bluesy”を特別なモデルにしている理由でもある。ブラックダイヤルのスポーツウォッチが溢れるなかでも、このモデルは離れた場所からでもひと目で“Bluesy”と分かる存在感を放つ。そして、それこそが〈Rolex〉を身に着ける醍醐味だと考える人も少なくないはずだ。いずれ市場の評価が見直されるとすれば、いま現在の“Bluesy”の価格は振り返れば「買い時」だったと言われる日が来るかもしれない。























