Y-3 2027年春夏コレクション ── 宮下貴裕とのカプセルコレクションもお披露目
フットボールという世界共通のカルチャーを通じて、スポーツとモードの新たな接点を提示
〈Y-3(ワイスリー)〉が、パリの『Palais Brongniart(パレ・ブロンニャール)』にて2027年春夏コレクションを発表した。今シーズンは世界中の注目が集まるフットボールカルチャーをテーマに掲げ、スポーツウェアとモードを横断するブランドのアイデンティティを、多角的なアプローチで表現している。
会場はスタジアムの観客席を思わせるブリーチャーや大型照明、LEDボードを想起させるライティングによって演出され、ブラックの人工芝を敷き詰めたランウェイでは、ムーブメントアーティストによるパフォーマンスを交えながらショーが展開。試合の流れをなぞるような三部構成の演出を通じて、フットボールが持つ高揚感や緊張感を空間全体で表現した。
コレクションでは、〈adidas〉を象徴するスリーストライプスを随所に取り入れながら、スポーツウェアとテーラリングを融合。デニムには仕立ての要素を落とし込み、無骨さとエレガンスが共存するスタイルを提案した。一方、ウィメンズルックでは、ドレープやレイヤードを活かしたドレスが登場し、スポーティなムードとのコントラストを際立たせている。
フットウェアでは、同ブランドを代表するStan Smithを再解釈した新作 Y-3 STAN SMITH SQを披露。スクエアトゥとヒールを組み合わせることで、クラシックなスニーカーにフォーマルな要素を加えたほか、Y-3 STAN SMITH LO PROもラインアップした。また、2008年春夏シーズンのアーカイブモデル Y-3 YAKUTATが、通気性を高めたサマー仕様となって復刻。アウトドア由来のデザインを継承しながら、現代的なストリートスタイルへとアップデートされている。
ショー終盤には、日本人デザイナー 宮下貴裕とのカプセルコレクションもお披露目された。両者の共通する実験精神を反映し、テープシームを施したフットボールジャージーや、リフレクティブヤーンを編み込んだニット、メタルトリムをあしらったウェアなどを展開。さらに、アーカイブをオマージュしたI Love Y-3グラフィックや、宮下のキャリアを示唆するローマ数字 “IX”のモチーフも登場した。フットウェアでは、メタルトリムと二層構造を採用したY-3 YAKUTAT BOOT TMを発表し、ハーネスケープをはじめとするアクセサリーがコレクションを完成させた。
スポーツを単なる機能性ではなく、ファッション表現の起点として捉え続けてきた〈Y-3〉。2027年春夏コレクションでは、フットボールという世界共通のカルチャーを通じて、スポーツとモードの新たな接点を提示する内容となった。
ブランド:Y-3
シーズン:2027年春夏




















