彫刻家・小畑多丘の個展 “TWO SPACES” がギャラリー 隙間含む2会場で開催
「量の移動」シリーズの拡張として新たな写真作品をお披露目
彫刻家・小畑多丘が、新たな個展 “TWO SPACES”を、〈Hender Scheme(エンダースキーマ)〉の展開する「物々交換」をコンセプトとしたギャラリー『隙間』と『Sculpture Center Tokyo(スカルプチャー センター トーキョー)』の2会場で5月23日(土)〜31日(日)の期間に開催する。
1980年生まれの小畑多丘はB-BOYとしての身体感覚を基点に、ブレイクダンス・カルチャーと現代美術の融合を多角的に試みるアーティスト。1999年にヒップホップチーム UNITYSELECTIONSを、2007年にHIPHOP 戦隊BBOYGERを結成。ブレイクダンスの経験を⽣かし、動きと静止の間にある身体の瞬間を物質化し、重力やリズムといった不可視のエネルギーを幾何学的かつ有機的な造形へと変換。彫刻的思考に基づき多様なメディアを横断するその実践は国内外で高い評価を獲得している。
『隙間』と『Sculpture Center Tokyo』の2会場で同時開催される“TWO SPACES”は、小畑の「量の移動」シリーズの拡張として位置づけられるプロジェクト。2枚のキャンバスの間を踊るように行き来し、一方から他方へ質量を移送する、一つの身体行為から“ネガ”と“ポジ”の対を生み出すこの手法は、運動の軌跡だけでなく、身体の存在と欠落を浮き彫りに。また、本展では一連の作品を通じ、両会場が持つ固有の構造的ディテールを際立たせる。『隙間』ではガラス窓を物理的なキャンバスへと変容させ、初公開となる未完成の彫刻へのまなざしを展示。本展のために撮り下ろされた写真シリーズが2つのスペースを断片的に捉え、会場間に物理的な共鳴をもたらす。
ブレイクダンスの「動き」を具象の木彫にすることから始まった私の表現は、常に「彫刻的思考」をベースに、ドローイング、キャンバス、写真、映像へと領域を広げてきました。
今回の個展『“TWO SPACES”は、蔵前の隙間ギャラリーと東日暮里のSculpture Center Tokyoの2箇所で同時開催します。この2つの空間が連動し、ここでしか成立しない新しい写真作品を発表します。これまで取り組んできた、2枚のキャンバスを同時に描く「量の移動」シリーズ。その対比として生まれたアイディアです。
この写真作品を軸に、平面や立体作品もあわせて展示します。
とても実験的な試みなので、どうなるか自分でも分かりませんが、ぜひ2つのギャラリーを実際に行き来し、自身の量の移動をしながら、2つの空間を体感してみてください。
小畑多丘
小畑多丘 “TWO SPACES”
会期:2026年5月23日(土)〜31日(日)
会場①:隙間
住所:東京都台東区蔵前3-11-2 1F
営業時間:12:00-19:00
会場②:Sculpture Center Tokyo
住所:東京都荒川区東⽇暮⾥2-10-7
営業時間:14:00-20:00





















