エイサップ・ロッキーが Met Gala で着用したジュエリーを徹底解剖
自身のジュエリーレーベル〈PAVĒ NITEŌ〉が歴史あるジュエラー 〈Maison Codognato〉とタッグを組んでカスタムジュエリーの真価を見せつけた
サマリー
- エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)が、自身のジュエリーレーベル〈PAVĒ NITEŌ(パヴェ・ニテオ)〉のカスタムジュエリーを身にまとい、2026年の「Met Gala(メットガラ)」でのルックを一段と格上げしてみせた。
- ジュエリーは歴史あるヴェネツィアのジュエリーハウス〈Maison Codognato(メゾン・コドニャート)〉とのコラボレーションによって緻密に制作され、クラシックなヒップホップジュエリーのコードと、ヨーロッパに受け継がれる古典的なクラフトマンシップをシームレスに融合させている。
- ルックの主役となったのは、“Grim de la Grim”と名付けられたペンダント。18金とダイヤモンドで仕立てたこの傑作には、バロック調の天使や悪魔、そしてRockyのシグネチャーである、ネオングリーンに染まったGrimキャラクターがあしらわれている。
「Met Gala」といえばドラマチックなドレスに視線が集まりがちだが、時にクローズアップすべきはアクセサリーだということをロッキーは改めて証明してみせた。テーマが“Fashion is Art(ファッションはアート)”だった2026年の「Met Gala」では、ラップ界のスーパースターにして生粋のスタイルアイコンである彼は、ただメゾンのアーカイブを借りるだけでは飽き足らず、自らジュエリーを共同デザイン。クラシックなヒップホップジュエリーが誇る圧倒的なフラッシュ感と、イタリアのメタルワークに受け継がれる緻密なオールドワールドのクラフトマンシップを融合させ、ロッキーのネックピースはまるで歩くミュージアムピースのような存在感を放っていた。
緻密なクリエイションで知られる自身のジュエリーレーベル〈PAVĒ NITEŌ〉を軸に、ロッキーは歴史あるヴェネツィアのジュエラー〈Maison Codognato〉に声をかけ、この野心的なヴィジョンを具現化。マカブレで超精巧な美意識で知られるこの伝説的イタリアンハウスは、まさに理想的なパートナーとなり、共にモダンなストリートウェア由来のゴージャスさと、伝統的ヨーロッパのアート性との間に架け橋をかけてみせた。
〈PAVĒ NITEŌ〉のキュレーションの中でも、誰もが目を奪われたのが“Grim de la Grim”と名付けられた巨大なカスタムペンダントだ。重厚な18金で鋳造され、エナメルと眩いダイヤモンドで細部まで作り込まれたこの1点は、カオティックでありながら美しい、まさにアートピース。バロック調の天使と悪魔が入り乱れる彫刻的な構図のなかに、ロッキーのシグネチャーであるネオングリーンの顔をしたキャラクターがひっそりと潜み、その髪カーラーの中には極小サイズのネズミの彫刻まで忍ばせるという、遊び心あふれる超絶技巧ぶりを見せつけている。
ロッキーにとって、ステートメントピースは1つでは足りない。彼はこのゴールドペンダントに、同じく精緻なジェムストーンのクロスを重ねづけしている。ビビッドでマキシマリストなカラーパレットを前面に押し出した2つ目のピースは、刻印とエナメルが施された18金イエローゴールドのクロスペンダントで、エメラルド、ピンクサファイア、トルマリンをミックスしてふんだんにセット。ミュージアムの階段で、あらゆるカメラのフラッシュをさらっていた。クロスの背面にもこだわりが詰め込まれており、四福音書記者と聖霊を象徴するシンボルがエナメルとエングレービングで描き込まれている。
ロッキーは長年、メンズウェアの境界線を押し広げてきた存在として称えられてきたが、2026年の「Met Gala」でのジュエリーワークは、そのキュレーション力がかつてないほど研ぎ澄まされていることを証明した。ヒップホップ特有のリュクスで過剰なコードを敬意をもって踏襲しつつ、〈PAVĒ NITEŌ〉を通じて何世紀も受け継がれてきたヴェネツィアの技法を駆使することで、彼は“身にまとうアート”の真髄を見せつけたのだ。
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