ロイ・エアーズが死去
享年84

ロイ・エアーズが死去
享年84
数多くのアーティストにサンプリングされた伝説のジャズ・ヴィブラフォン奏者 ロイ・エアーズ(Roy Ayers)が逝去したと報じられた。享年84。
ロイ・エアーズの遺族が発表した声明によると、彼は長い闘病生活の末、2025年3月4日(現地時間)にニューヨークで息を引き取ったという。ロイ・エアーズはキャリアを通してジャズ・ファンクのパイオニアとしての地位を確立し、ネオ・ソウル・ムーヴメントに大きな影響を与えた。ソロ・アーティストとして1963年から数年で数十枚のアルバムをリリース。自身のグループ ロイ・エアーズ・ユビキティ(Roy Ayers Ubiquity)名義で1976年に発表した『Everybody Loves the Sunshine』は、彼の最大のヒット曲となった。彼の楽曲は、メアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)やコモン(Common)、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)、カニエ・ウェスト(Kanye West)まで、あらゆるアーティストにサンプリングされており、またザ・ルーツ(the Roots)やグル(Guru)、フェラ・クティ(Fela Kuti)、リック・ジェームス(Rick James)といったミュージシャンともコラボレーションを行い、晩年まで精力的に活動。その軌跡は世界中のアーティストに多大な影響を与えた。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。