英国を代表する写真家 マーティン・パーが死去
享年73
世界で最も影響力のある写真家のひとりであるマーティン・パー(Martin Parr)が、12月6日(現地時間)に英国ブリストルの自宅で逝去したと彼の遺族がSNSを通して発表した。享年73。
1952年、サリー州エプソムに生まれたマーティン・パーは、アマチュア写真家だった祖父を通じて写真と出会い、その道を志すようになる。パーの作品の特徴であるヴィヴィッドな色使いは、1950年代のポストカードや初期のコダクロームから着想を得たという。彼の名を世に広く知らしめたのは、1980年代半ばのシリーズ『The Last Resort』。日焼けした観光客や荒れた海辺の様子を捉えた写真を通して階級や矛盾を提示したこの作品群は賛否両論を巻き起こしたものの、彼は「社会の現実をありのままにみせる」という信念を貫いた。1994年には国際的な写真家集団「Magnum Photos(マグナム・フォト)」に参加し、独自のアプローチで写真表現を追求していく。パーは50年以上にわたり、日常の何気ない風景をウィットに富んだ視点で撮影してきた。レジャー、消費、コミュニケーションといったテーマを辛辣な皮肉とともに長年探求してきたパーは、晩年の『BBC』のインタビューで「世界はこれまで以上に風刺を必要としている」と現代社会に警鐘を鳴らしていた。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
























