ステムプレーヤーからJ・ディラの未発表音源が販売中
J・ディラ仕様のスキンも登場
2006年に32歳という若さで逝去した伝説のヒップホップ・プロデューサー J・ディラ（J Dilla）の未発表音源が、カニエ・ウェスト（Kanye West）改めYe（イェ）とロンドンのスタートアップ企業「Kano」の共同開発による音楽再生デバイス Stem Player（ステムプレーヤー）の公式サイトを通して販売中だ。
Stem Playerは、カニエの2022年のアルバム『Donda 2』のリリースと同時にローンチした音楽ストリーミング・デバイスであり、オーディオ・リミックス・ツールでもある。ユーザーはオンライン・ウェブ・アプリケーションを通じてオーディオ・ファイルをデバイスにアップロードすることで、トラックを追加し、再生することができる。Stem Playerのサイトではカニエ自身はもちろん、ゴーストフェイス・キラー（Ghostface Killah）の楽曲も提供されている。
今年4月、J・ディラのドキュメンタリー『The Legacy of J Dilla』の公開にあわせる形で、彼の音源がStem Playerのサイトに登場。これらの音源は、J・ディラの母であるMa Dukeから提供されたものだという。音源は現在『J Dilla Stem 1』〜『J Dilla Stem 3』まで公開されており、月額1.94ドルのサブスクリプションにより同デバイスで再生可能に。これらの音源には2000年代初頭にリリースされたディラのインストアルバム『Vol.1』と『Vol.2』の収録曲も含まれ、それ以外は未発表のビートのようだ。また、鮮やかなグリーンカラーのJ・ディラ仕様のスキンも30ドルで予約を受け付けている。詳細については、こちらでご確認を。
