Kanye West が『DONDA』のステムプレーヤーをリリース
ニューアルバムの楽曲のステムデータが収められたデバイスを自身の公式サイトで発表
連日世間を騒がせているKanye West（カニエ・ウェスト）が、自身の公式サイトで突如謎の新製品 DONDA Stem Playerをリリースした。
この円形のデバイスは、Kanyeが過去に行ったゴスペルパフォーマンス “Sunday Service（サンデーサービス）”で使用している姿を度々目撃されており、熱心なファンの中には見覚えのある方もいるのではないだろうか。DONDA Stem Playerは、ロンドンを拠点とするスタートアップ企業「Kano」と共同で開発されたもので、独特の形状はシリコンで作られているという。このデバイスの中にはニューアルバム『DONDA』のステムデータ（ヴォーカルや各楽器などの音をパート別に分けた音源ファイルのこと）が収められ、ユーザーはボーカル、ドラム、ベースといった楽曲を構成する要素を自分なりにカスタムすることができる。近年の音楽業界では、アーティストやレーベルが楽曲のステムデータを販売/配信するケースが増えており、Kanyeもこの時流を意識して今回のリリースに至ったと思われる。
DONDA Stem PlayerはKanye Westの公式サイトにて200ドルで販売中。ちなみに、肝心のニューアルバム『DONDA』だが、本稿執筆時点でのリリース予定日は9月5日（現地時間）に……。また延期される可能性もあるため、ファンは気長に待つしかないだろう。
