UPDATE:ジャン=ミシェル・バスキアが22歳の時に描いた巨大絵画がオークションに出品
落札予想価格は約38億〜55億円(UPDATE:約56億円で落札)
UPDATE(2021/5/14):去る5月12日(現地時間)に開催された『Sotheby’s』ニューヨークのイブニングセールで、Basquiatの絵画 “Versus Medici”が予想落札価格をわずかに上回る5,080万ドル(約56億円)で落札された。なお、今回のイブニングセールで『Sotheby’s』は2億1,830万ドル(約240億1,080万円)の純利益を得たという。昨今の世界的なアートバブルとも言える状況は今後もしばらく続きそうだ。
ORIGINAL(2021/3/30):先日、1982年の絵画作品 “Warrior”が4,190万ドル(約45億円)というアジアにおけるオークションでの西洋絵画史上最高値で落札されたことも記憶に新しいJean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)。現在世界で最も評価されているアーティストの1人と言っても過言ではない彼の別の絵画が、5月にアメリカ・ニューヨークで開催される『Sotheby’s(サザビーズ)』のオークションに出品されることが明らかになった。
今回出品されるのは、Basquiatが1982年の22歳時に描いた“Versus Medici”という絵画。“Versus Medici”のタイトル名は、ルネサンス期のイタリア・フィレンツェにおいて実質的な支配者として君臨し、 Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)やMichelangelo(ミケランジェロ)ら芸術家たちをパトロンとして支援したMedici(メディチ)家から拝借したもの。Basquiat特有のタッチで人物や王冠、“AOPKHESKS”の文字が描かれており、ルネサンスの巨匠たちの後継者になるという野心が込められた作品と言われている。落札予想価格は3,500万~5,000万ドル(約38億〜55億円)が見込まれており、先述の“Warrior”の落札価格を上回る可能性が濃厚。ちなみにこの作品は、2019年に東京・六本木で開催された回顧展 “バスキア展 メイド・イン・ジャパン”に展示されていたので、見覚えのある方もいるのではないだろうか。
『Sotheby’s』ニューヨークの現代美術部門の責任者であるGrégoire Billault(グレゴワール・ビロー)は、“Versus Medici”について以下のようなコメントを発表している。「Basquiatは“Versus Medici”の中で、政治的なものと美術史的なものを融合させています。彼は意識的に西洋化された視覚文化の理想に決着をつけようとしており、美術史の中で受け入れられた“ルール”を破るために、それを習得し、さらに乗っ取ることを意図していたのです」
“Versus Medici”は、5月12日(現地時間)より『Sotheby’s』ニューヨークで開催されるイブニングセールに出品予定。詳細については、『Sotheby’s』の公式サイトで確認しよう。




















