Zappos の元CEO トニー・シェイが46歳で死去

靴のネット通販会社『Zappos.com（ザッポス・ドットコム）』の元最高経営責任者（CEO）であり、アメリカ・ラスベガスのハイテク起業家 Tony Hsieh（トニー・シェイ）が死去した。享年46歳。

Hsieh氏は、24歳という若さで初めて起業したマーケティング会社「LinkExchange（リンクエクスチェンジ）」を2億6,500万ドル（約276億992万円）で「Microsoft（マイクロソフト）」に売却し、その資金でベンチャーキャピタル会社「Venture Frogs（ベンチャーフロッグス）」を立ち上げ、当時投資していたオンライン小売業者『ShoeSite.com（後のZappos.com）』の経営に携わった。“従業員と顧客を幸せにするビジネス”を掲げ、充実したカスタマーサービスの構築や社内でのフラットな組織の規範を形成し、21年間に渡り『Zappos.com』の成長を支えてきたHsieh氏は、2009年に同社を12億ドル（約1,252億円）で「Amazon（アマゾン）」に売却し、その収益をラスベガスのダウンタウン地区の活性化を促進させるためのプロジェクトなどに活用していた。リーダーシップや経営戦略について綴ったベストセラー書籍『Delivering Happiness（ザッポス伝説）』の著者としてご存知の方も多いだろう。

『HYPEBEAST』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。