人気 YouTuber と元 NBA 選手の対決に見る“セレブボクシング”の危険性
女子ボクサー史上初の世界7階級制覇王者 アマンダ・セラノが警鐘を鳴らす
11月28日（現地時間）、54歳を迎えた元統一世界ヘビー級王者 Mike Tyson（マイク・タイソン）と51歳の元世界4階級王者のRoy Jones Jr.（ロイ・ジョーンズ）のエキシビションマッチが開催。8ラウンドを戦い抜いた両者だが、結果はドローに終わった。そのセミファイナルで組まれた人気ユーチューバーのJake Paul（ジェイク・ポール）と元NBA選手のNate Robinson（ネイト・ロビンソン）の対決。こちらは2R1分35秒、Jake PaulのKO勝ちとなったが、ネット上ではとある懸念が浮上している。
女子ボクサー史上初の世界7階級制覇王者であるAmanda Serrano（アマンダ・セラノ）は、今回のような“セレブボクシング”に警鐘を鳴らす。「ボクシングな真剣な試合です。YouTubeのいいね獲得のためにやるようなものではありません。プロ選手に転向するほとんどのアマチュアは4ラウンドを戦いますが、彼らのような人たちはいきなり6ラウンドでデビューします。これはいつの日か大怪我を負う人が出てもおかしくない状況です」とコメントしている。
Jake Paulは1月にボクシングデビュー。同じく人気ユーチューバーのAnEsonGib相手に初回TKO勝ちを収めている。一方のNate Robinsonは、これがデビュー戦だった。
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