Banksy の人気グラフィティ “Pulp Fiction” のプリント版が1,700万円で落札
その人気ぶりからBanksy本人が回収を試みたという逸話が残るプリント版が、彼の意図に反して高額で落札
20年以上にわたりストリートアートの第一線で活躍するも未だ正体不明の覆面芸術家 Banksy(バンクシー)。以前よりそのアイロニックでウィットに富んだ作風から熱狂的なコレクターや信者を抱えていたが、2018年にオークションに出品された“Girl With a Balloon(少女と風船)”が落札直後にシュレッダーで裁断されるというあの一連の騒動以降、印象派の巨匠 Claude Monet(クロード・モネ)の風景画 “睡蓮”シリーズに着想した“Show Me the Monet”が755万1,600ポンド(約10億3,500万円)で落札されるなど、皮肉なことに作品の高騰化に拍車がかかっている。
そんな中、イーストロンドンにあるオークションハウス『Tate Ward(テート・ウォード)』がAndy Warhol(アンディ・ウォーホル)やKeith Haring(キース・ヘリング)、Damien Hirst(ダミアン・ハースト)らの作品と共に、Banksyが2002年にロンドンのオールド・ストリート駅近郊の壁に描いた“Pulp Fiction”のプリント版を出品。オリジナルのグラフィティはご存知 Quentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)が監督を務めた同名映画に着想したもので、主人公 ヴィンセント・ベガと相棒 ジュールス・ウィンフィールドが構える銃がバナナに置き換えられており、数ある彼(もしくは彼女)の作品の中でもずば抜けて人気が高かったが2007年にロンドン交通局によって塗り潰されてしまった、今は亡き作品である。
今回出品されたのは、塗り潰される前の2004年に販売された150枚のプリント版のうちの1枚で、その人気ぶりからBanksy本人が回収を試みたという逸話が残されていることもあり、落札価格は彼の意図に反して予想をはるかに超える12万5,000ポンド(約1,700万円)となった。
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