adidas が Reebok を売却するとの噂

〈adidas（アディダス）〉が〈Reebok（リーボック）〉を手放すかもしれないという噂が飛び込んできた。

ファッションに疎い方はそもそも〈Reebok〉が〈adidas〉傘下のブランドであることを知らないかもしれないが、〈adidas〉は2006年に世界最大手のスポーツブランド〈Nike（ナイキ）〉との競争力を維持するべく31億ユーロ（約3,813億円）で〈Reebok〉を買収。しかし2018年まで業績は苦戦を強いられ、2019年にようやく軌道に乗りかけたところ、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックで売り上げが激減。2020年1〜6月期の売上高が前年同期比で42％減と大幅減収だったことから、売却の話が持ち上がったという。

本件を最初に報じたドイツのメディア『manager magazin（マネジャー マガツィン）』によると、〈adidas〉は早ければ2021年3月までに判断を下すそうで、売却先の候補には〈THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）〉や〈Vans（ヴァンズ）〉を擁する「VF Corporation」などが挙がっているそうだ。

もし売却が決定するとなると、〈adidas〉と〈Reebok CLASSIC〉による珍作 Instapump Fury BOOST™が幻のスニーカーとして価値が爆上がりする可能性が出てくるがはたして……。

あわせてコロナ禍によってイギリスでは“ストリートウェア不足”になっているニュースもチェックしてみよう。