コロナ禍によってイギリスでは“ストリートウェア不足”に?

国内におけるカジュアルスポーツウェアとスニーカーの需要が高まる一方で、サプライヤーの生産効率が追いつけていないという現状

ファッション
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ヨーロッパにおける新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の第2波、第3波が取り沙汰される中、その影響は、イギリスのストリートウェアシーンにまで及んでいる。ホリデーシーズンの数カ月は、“ストリートウェア不足”に見舞われる可能性があるというのだ。『The Guardian』によれば、サプライヤーとリテーラーがイギリス国内におけるカジュアルスポーツウェアとスニーカーの需要に追いつけていない模様。

今件は、多くのリテーラーによる生産が集中するベトナム、タイ、インドネシア、バングラデシュの工場がコロナ禍の影響で閉鎖に追い込まれたことに端を発している。その一方で、イギリス国内ではスウェットシャツやスウェットパンツ、トラックパンツなどスポーツウェア商品への需要が高まっており、後に教科書の生産までもが需要に追いつかないのではないかと問題視されている。実際、オンラインショップではスポーツウェアのアイテムが前年比17%増の売上を記録しており、更に伸びる傾向にあることが示唆されている。イギリス発のECサイト『ASOS(エイソス)』の最高経営責任者 Nick Beighton(ニック・バイトン)は、2021年の春まで製造業者は以前と同様の生産効率を取り戻すことはできないだろうと予測している。

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