G-Star RAW からブランドのユニークなDNAを繋ぎ合わせたエクスクルーシブ・コレクションが登場
アムステルダムに構える本社の地下倉庫に眠る3万点以上のアーカイブの中から着想を得たデザインに注目
1989年にオランダ・アムステルダムにて誕生し、“オーセンティック”、“クラフトマンシップ”、“イノベーティブ”、“サスティナブル”というブランドコンセプトのもと、モノ作りに情熱を注いでいるデニムブランド〈G-Star RAW(ジースター ロゥ)〉。同ブランドから、優れた立体裁断技術と最上質な素材を使用して設計された“Exclusives Collection(エクスクルーシブ・コレクション)”が登場した。本稿ではヘッドデザイナーによるコレクション紹介映像とともにそのコレクション内容をお届けする。
長年〈G-Star RAW〉から離れていたヘッドデザイナーの2人が戻り、アムステルダムに構える本社の地下倉庫に眠る3万点以上のアーカイブのヴィンテージウエアの中からインスピレーションを受けたデザインが展開された本コレクション。すべてのステッチ、縫い目、リベットに革新的なデザインが取り入れられ〈G-Star RAW〉のDNAがふんだんに取り込められた内容となっている。メンズウエアのヘッドデザイナーで親日家でもあるLeo Brankovich(レオ・ブランコヴィッチ)は、今回のコレクションについて以下のように語っている。
Leo Brankovichのコメント:
「G-Star RAWは創業以来変わらず、 デザインに制限を設けないという志を持ってきました。今回のコレクションのシルエットには、メンズにはハイカラーや大きなショルダーに凹凸感を加え、レディースには凛としたシェイプにスリムな肩のライン、タフさ、女戦士のようなイメージを加えることで存在感を演出しました。デザインインスピレーションはパイロットスーツや軍服、潜水器具までなんでも揃っているG-Starのヴィンテージウエアコレクションです。私は軍服(特に航空関連の服)に長い間、魅了され続けています。それは幼い頃、ウェールズ・カーディフのキャロラインロードにある軍物を取り扱うお店で母が服を買ってくれたことや、祖父がイギリス空軍の将校だったからということも背景にはあると思いますが、それだけではありません。かつて、多くのデザイナーはミリタリーウエアの質の高さとディテールへのこだわりに魅了されてきたと思います。私はそれらの衣服を分解し、何か新しいものを作ることが好きなのです。今回、私たちのG-Starのアーカイブは、信じられないほどのインスピレーションを与えてくれました。また、サイエンスフィクションと日本の漫画やアニメからも多大な影響を受けています。私自身が若い時、日本のアニメや漫画に出会い、次第に日本という文化に惹かれていきました。中でも、大友克洋氏の代表作である『AKIRA』は私の人生を変えました。また、漫画家である松本零士氏の作品や日本の大正・昭和期の浮世絵師、版画家である川瀬巴水氏など興味の幅を広げましたが、日本の文化は美学との関係がとても魅力的だと感じています。今回のコレクションでは、漫画の持つ大胆なプロポーションとSFアニメにおけるディテール、アイディア、美学をリサイクルし、未来を創造する手法を取りいれています。そして、プライスに制限を持たせることなくベストのアイテムを作ることだけに集中したことでG-Star RAWのメッセージの統合体となりました」
気になるラインアップは、メンズはジャケットを中心に、ベストやシャツ、カーゴパンツを展開。レディースはジャケット、セーター、ワンピースやパンツが展開されている。価格は、20,000円~78,000円(税抜)。まずは、上のプレーヤーからコレクション紹介映像を確認し、〈G-Star RAW〉の公式オンラインサイトから気になったアイテムをチェックしてみてはいかがだろうか。
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