『オデュッセイア』が世界興収10億ドルを突破
『ダークナイト ライジング』以来となる大台到達
クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)監督による最新作『オデュッセイア(原題:The Odyssey』が、世界興行収入10億ドルを突破した。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を映画化した本作は、マット・デイモン(Matt Damon)が主人公 オデュッセウスを演じる約3時間の大作で、世界興収10億ドルを突破した映画としては65作目となる。
今回の記録は、単なるヒットにとどまらず、ノーランにとってキャリア上でも大きな意味を持つ。10億ドルを突破するのは、2012年公開の『ダークナイト ライジング』以来。ノーラン監督作品としては同作に続く史上2作目の10億ドル超えとなった。2023年の『オッペンハイマー』も世界興収約9億7,500万ドルを記録し、10億ドルの大台まであと一歩に迫っていた。
さらに『オデュッセイア』は、ノーランの歴代最高興収作品となる可能性も高まっている。現在の世界興収は約10億ドルで、『ダークナイト ライジング』が記録した10億8,500万ドルまで残り約8,500万ドル。世界的なスーパーヒーロー作品ではなく、古代ギリシャの叙事詩を原作としたR指定の大作でこの記録に迫っていることは、同監督の商業的な影響力がフランチャイズ作品に依存しないことを改めて示している。
興行収入の内訳を見ると、北米で4億2,970万ドル、海外で5億7,030万ドルを記録。さらに本作は、世界興収10億ドルを突破したR指定映画としては『ジョーカー』『デッドプール&ウルヴァリン』に続く3作目であり、コミック原作のキャラクターに頼らず10億ドルを突破した初のR指定作品という記録も打ち立てた。
本作の興行を支える大きな要素となっているのが、ノーランこだわりの上映フォーマットだ。『オデュッセイア』は全編をIMAXフィルムカメラで撮影した史上初の長編映画であり、プレミアムフォーマットでの上映も高い人気を維持している。
また、2026年の映画興行を象徴する作品としても存在感を高めている。『オデュッセイア』と『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の世界興収を合わせると約21億ドルに達しており、2023年の『バービー』と『オッペンハイマー』が記録した合計約24億ドルにも迫る勢い。さらに、これらのヒットを背景に、「Universal」は年間の世界興収で40億ドルを突破している。
『オデュッセイア』は現在も海外での上映を拡大中。韓国での公開に続き、8月14日(金)には中国、9月11日(金)には日本での公開を控えており、今後さらに興収を伸ばし、ノーランのキャリア最高記録を更新するかに注目が集まる。



















