Our Legacy が2027年春夏コレクション “Tea for Two” を発表
英国サブカルチャーへの偏愛を投影した今季
スウェーデン・ストックホルム発のブランド〈Our Legacy(アワー レガシー)〉が、2027年春夏コレクション Tea for Twoを発表した。
今季のコレクションは、クリエイティブディレクターのクリストファー・ニーイング(Cristopher Nying)が2000年代初頭に初めてロンドンを訪れて以来抱き続けてきた英国への憧憬を起点に構成。第二次世界大戦終結後からミレニアム期に至るまで、英国のスタイルをかたちづくってきた数々のサブカルチャーに光を当て、それらが衝突し、混ざり合い、相互に影響を及ぼしながら現代の装いへと接続されていく過程を描き出している。
コレクションの核となるのは、サブカルチャーを横断してきた衣服や記号の再解釈だ。トレンチコートは、軍服としてのルーツから貴族のワードローブ、さらに1980年代のフットボールカジュアルへとファッションが変遷してきた歴史を踏まえ、今季はスラッシュの入ったバックスタイルを備えたモジュール仕様で登場。端正さと反骨精神を同時に内包する、その複雑な背景を体現するピースとして再構築されている。
メンズウェアのシルエットは全体的にルーズで、どこか気怠いムードを帯びる。エドワーディアン調のダブルブレストコートやボンバージャケット、リネンニットは、力の抜けたアティチュードを感じさせるカッティングで仕上げられた。一方で、シャツやベストにはコルセットを思わせる立体裁断を採用し、ジェントルマンズ・クラブ的なテーラリングとのコントラストを形成。花柄ジャカードのコクーンコートやトレンチ、フリル付きポプリンシャツ、ドレープトップスへと姿を変えたタータンチェックなども登場し、ヴィクトリアン、ニューロマンティック、パンクといった複数の美意識が折り重なるように配置されている。
また、今季は〈Fred Perry(フレッド ペリー)〉とのコラボレーションも登場。同ブランドを象徴するツインティッピングは、拡大やブリーチといったディテールを通して抽象化され、かつてそれを自らのスタイルへと取り込んできた“スタイル・トライブ”たちへのオマージュとして機能する。さらに、コレクションにはレゲエ/パンクカルチャーの重要人物として知られるドン・レッツ(Don Letts)とのコラボレーションによるサウンドワークも付随。本人のエッセイとナレーションを含むオーディオスケープが、服の背景にある英国文化の層をより立体的に浮かび上がらせている。
ブランド:Our Legacy
シーズン:2027年春夏




















