英国発のファッションライフスタイルブランド〈Paul Smith（ポール・スミス）〉が、2024年6月にイタリア・フィレンツェで開催予定の世界最大のメンズプレタポルテ見本市「Pitti Immagine Uomo 106（ピッティ・イマージネ・ウォモ 106）」に参加することが明らかになった。同ブランドが「Pitti Uomo」に参加するのは、なんと1993年以来約31年ぶり。開催初日の6月11日（現地時間）に、2025年春夏コレクションを発表する。

「Pitti Uomo」こと正式名称「Pitti Immagine Uomo」は、イタリア・フィレンツェで年2回開催される世界最大のメンズプレタポルテ見本市。1972年に始まった本イベントでは、クラフト、品質、普遍的なデザインを讃え、ファッション界の最高峰を表現する場としてフィレンツェの中心に世界中から一流デザイナーを招聘し、新作コレクションをお披露目している。〈Paul Smith〉は1970年にデザイナー ポール・スミスによって設立され、その歴史はほぼ「Pitti Uomo」と同じ。そしてポールは「Pitti Uomo」のショーに招待された最初のゲストデザイナーの一人でもある。長きにわたってデザイナーとして第一線で活躍してきたポール自身は、メンズテーラリングに新たな活気を与えながら、フォーマルウェアの既成概念に遊び心のあるアプローチを取り、過去に敬意を払いつつも、前例のないものを作り出したデザイナーのひとりとして多くの人々から尊敬の眼差しを向けられている。こうした背景を受け、この度テーラリングに特別な思いを寄せる「Pitti Uomo」からポールへオファーし、参加が実現。

今回のオファーを受け、ポールは以下のようなコメントを発表した。「6月11日に私の2025年春夏メンズコレクションの発表でPitti Uomoのオープニングを飾れることをとても嬉しく思います。遡ること1993年、私はPittiのショーに招待された最初のゲストデザイナーの一人でしたが、Pittiは最高のメンズウェアにリアルな方法でスポットライトを当てる、素晴らしい機会だと思っています。よりパーソナルな雰囲気の中で私のコレクションを発表できることを楽しみにしていますし、今回フィレンツェに戻ることは、私にとって自然なことであり必然なことだと感じています」