Jumpman ロゴのない偽 Air Jordan 11 を販売していた SHEIN に批判が殺到
“男性用プロバスケットボールシューズ”と称された約7,000円の1足
2022年の年間売上高が〈UNIQLO〉の2倍の規模に急成長し、世界最大のオンラインのみのファッションブランドに君臨した中国発の〈SHEIN（シーイン）〉。トレンドを掴んだデザインと、驚異的な安さから、Z世代を中心に人気を集めている本ブランドだが、新鋭アーティストの作品や某有名ブランドのウェアに酷似したアイテムをリリースさせていることで、たびたび非難を浴びている。そんな中、ついにAir Jordan 11がその餌食となり、スニーカーフリークたちから大きな反感を買うことに。
〈SHEIN〉によって通常価格の149.99ドル（約20,000円）から67%オフの49.99ドル（約7,000円）で販売されていたこのフットウェアは、“男性用プロバスケットボールシューズ”との説明が付け加えられていたものの、その風貌はAir Jordan 11そのもの。唯一異なる点と言えば、Jumpmanロゴがあしらわれていない点のみだった。『TMZ』によると、〈SHEIN〉の広報担当者は「権利侵害の申し立てを全て真摯に受け止めており、問題の製品を削除した」と述べたとのこと。さらに、「サードパーティの販売者は、SHEINマーケットプレイスのポリシーを遵守し、自社の製品が知的財産を侵害していないことを証明する必要があります」と付け加えている。しかしながら、同社は〈MSCHF（ミスチーフ）〉のビッグレッドブーツ、〈YEEZY（イージー）〉のフットウェア、〈Balenciaga（バレンシアガ）〉のコピー品なども掲載している模様。これらが今後どのように対処されるのか、引き続き注視が必要そうだ。
