Bell & Ross の注目は“ブロンズのダイバーズ”、“蒼き GMT”、“初アリゲーター”の3本
「Watches and Wonders 2023」現地レポート -〈Bell & Ross〉編
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Bell & Ross の注目は“ブロンズのダイバーズ”、“蒼き GMT”、“初アリゲーター”の3本
「Watches and Wonders 2023」現地レポート -〈Bell & Ross〉編
航空機のコックピット計器にインスパイアされたデザインが有名な〈Bell & Ross(ベル&ロス)〉。スイス・ジュネーヴで開催されている「Watches and Wonders Geneva 2023(ウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2023)」で初公開したのは、BR03-92 DIVER WHITE BRONZE、BR03-93 GMT BLUE、BR 05 GREEN GOLDの3本。本稿では、それぞれのちょっとした解説とちょっとした感想をリポートする。
まずは、BR03-92 DIVER WHITE BRONZE(ギャラリー左)から。〈Bell & Ross〉のブロンズ・ダイバーズウォッチは2018年からスタート。毎年、非常に人気が高いモデルとなるが、今回の新作は、パールホワイトの文字盤を採用。温かみのあるブロンズのケースにざらつき感のあるパーリーな文字盤。ブロンズ製の腕時計は、ヴィンテージデニムのように経年優化(変化ではなく優化)するので、育てる楽しみがありそう。価格は63万8,000円。
続いては、BR03-93 GMT BLUE。2021年に〈Bell & Ross〉のGMTシリーズがリニューアル。今回はそのGMTシリーズに加わる新色だ。なぜブルーかというと、それは航空機が飛ぶ空の色からインスパイア。視認性を重視して赤でトリミングされた三角のGMT針は、言うまでもなく第2時間帯を示す。これもまたヴィンテージデニムに似合いそうである。また、日中と夜間を表すツートンカラーの回転ベゼルは両方向に回転。世界を旅する際に、気軽に使いこなしたい機能である。55万円というプライスも良く、道具としての実用性も高い。
BR 05 GREEN GOLDは、従来のゴールドモデルに追加。素材はローズゴールド。数字とインデックス、針にスーパールミノバを塗布しているおり、ダイヤルのグリーンとのコントラストが美しい。また、今回初めてアリゲーターのストラップが付いた(いままではラバーとブレスレットのみ)。洗練されたゴールドの、〈Bell & Ross〉のなかでも都会的なモデル。フルゴールドブレスのタイプも同時発表されたが、こちらはアリゲーターストラップのタイプ。このストラップの深い緑はダイヤルの緑と軽妙にリンク。ジュエラーウォッチのような品格が感じられ、よりローズゴールドケースのエレガントさを際立たせている。人と被らない唯一無二の存在感がある。こちらはアリゲーターが297万円、ゴールドブレスが434万5,000円(全て税込)となる。