Aēsop への出資に LVMH や L’OREAL が関心を寄せていることが明らかに
〈Aēsop〉の価値を約2604億円以上と評価か
オーストラリア・メルボルン発のスキンケアブランド〈Aēsop（イソップ）〉への出資に向け、フランス・パリを本拠地とするコングロマリット「LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）」や、化粧品大手の「L’OREAL（ロレアル）」が提案を検討していることが明らかとなった。
『Bloomberg（ブルームバーグ）』は2022年、現在〈Aēsop〉を所有しているブラジル最大規模の化粧品メーカー「Natura（ナチュラ）」が、持ち分の売却に向け、「Bank of America（バンク・オブ・アメリカ）」「Morgan Stanley（モルガン・スタンレー）」と取り組んでいると報じていた。事情に詳しい複数の関係者によると、「LVMH」および「L’OREAL」は、〈Aēsop〉の価値を20億ドル（約2604億円）以上と評価する可能性のあるオファーを検討しているそう。さらに、同関係者は、日本が世界に誇る化粧品メーカー「資生堂」も〈Aēsop〉に関心を寄せているとも匿名を条件に語っている。なお、現在も協議は続いており、出資提案が行われるかどうかは定かではないとのこと。「Natura」「LVMH」「L’OREAL」「資生堂」の担当者はいずれもコメントを控えている。
