Apple がデザイナー ジョナサン・アイブとの30年にわたる関係に終止符を打つ

「Apple（アップル）」が、長きにわたって同社製品のデザインを手掛けてきたJonathan Ive（ジョナサン・アイブ）主宰のクリエイティブ・カンパニー「LoveFrom」とのパートナー契約を終了したと報じられた。

Jonathan Iveは1992年に「Apple」に入社して以来、数多くのプロダクトのデザインを手掛けてきた。特に1998年のiMac G3から第1世代 iPhone、Apple Watch、iPadに至るまで同社の歴史に残る名作を次々と発表し、世界中のデザイナーに大きな影響を与えた。2015年には「Apple」初のチーフ・デザイン・オフィサーに就任。2019年に同社を離れ、Marc Newson（マーク・ニューソン）と共に「LoveFrom」を設立した後も、引き続き「Apple」製品のデザインを担当してきた。

『The New York Times』の報道によると、「Apple」と「LoveFrom」は契約更新を行わないことで合意し、長年の関係に一旦終止符を打つとのこと。その理由については明かされていないが、関係者の証言では、Iveは契約上「Apple」の競合他社からの仕事の依頼を引き受けることができなかったため、以前から不満を募らせていたようだ。また、Iveおよび「LoveFrom」に対する報酬が高過ぎることも一因だとされている。