ダイソーが Crocs の模倣品を販売しているとしてアメリカで訴えられる
実際に〈Crocs〉製品と勘違いしている消費者も

近年は多様なコラボも話題のフットウェアブランド〈Crocs(クロックス)〉が、お馴染み日本発のディスカウントストア『ダイソー』を相手取り、アメリカ・カリフォルニア州の地方裁判所に正式な訴状を提出した。内容は、『ダイソー』が〈Crocs〉のアイコン的モデル Clog(クロッグ)の模倣品を全米で販売しているというもの。
〈Crocs〉サイドは、『ダイソー』の販売しているサンダルが“Crocsの立体商標とほぼ同じデザイン”と主張していると報じられており、“Crocsがその革新的なフットウェアを通じて培った重要な営業権にただ乗りしようとしている”と指摘。〈Crocs〉の代理人である法律事務所の声明では「この侵害と希釈化のスキームは、Crocsとダイソーそれぞれのフットウェア製品が関係しているように消費者を混乱・誤解させ、ダイソーがCrocsを犠牲にして不当な利益を享受できるようにすることを目的としている」と述べられている。
『ダイソー』の〈Crocs〉型サンダルは3〜3.5ドルで販売されているが、『Twitter(ツイッター)』上では実際に〈Crocs〉製品と勘違いしているユーザーも散見される……。〈Crocs〉は2021年7月に、登録商標を侵害したとして21社を提訴していたが、その新たな1社として『ダイソー』を提訴した形に。今後の展開にも要注目だ。
Crocs sued Daiso in N.D. Cal on Wednesday alleging #Trademark infringement. pic.twitter.com/tXyw2usi7T
— Trademarks Are Fun (@TAFLegal) June 17, 2022
I liked the screenshots of Tweets in the Complaint showing consumers thinking they bought cheap Crocs at Daiso and saying they didn't know Daiso sold Crocs. I thought that was effective. pic.twitter.com/3jOXqmNB88
— Trademarks Are Fun (@TAFLegal) June 17, 2022