Rolex が正規品の認定中古時計プログラム導入を発表

スイスの高級時計メーカー〈Rolex（ロレックス）〉は、正規品における認定中古品プログラムを正式に導入すると発表した。200億ドル（約2兆7,000億円）といわれる中古高級時計市場において、業界トップ企業の時計に対する管理能力をより高めることになる。

この認定中古制度導入により、〈Rolex〉が正規品であることを証明した中古時計を消費者が購入できるようになる。既存製品の保護と維持を目的として、すべての〈Rolex〉製品が遵守しなければならない厳格な品質基準で、少なくとも3年以上経過した時計を保証することにしている。一度鑑定された中古品は、2年間の国際保証を受け、〈Rolex〉のネットワーク内で再販された日から有効となる。

このプログラムは、2022年12月からヨーロッパ6カ国（スイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、イギリス）の正規代理店『Bucherer』の選ばれたブティックで利用できるようになる。また、このプログラムに参加することを希望するその他の〈Rolex〉販売店は、来年の春以降に参加できる予定だ。

正規販売店には〈Rolex〉認定中古時計のプレートが掲げられ、各製品には認定中古時計であることを証明する〈Rolex〉認定中古時計のシールが貼られる。さらに、販売店は購入時に時計の真正性を確認するための公式ギャランティーカードを郵送する。

同社は声明で「Rolexの時計は、新品であれ中古であれ、Rolexの時計を販売し、手入れをすることを認められた正規販売店からのみ購入されるべきです。販売店は、そのスキルと技術的な専門知識のおかげで、それぞれの時計が長年にわたって円滑に機能し続けることを保証しています。このような保証を提供できるのは、Rolexの正規ネットワークだけです」と発表している。