Ferrari が『グランツーリスモ7』専用のバーチャルコンセプトカー Vision Gran Turismo を発表
12月23日から『GT7』のすべてのユーザーがゲーム上で体験できる







イタリアのスポーツカーブランド「Ferrari(フェラーリ)」はVRでのモータースポーツのために特別に手がけた初のコンセプトカーとして、Vision Gran Turismoを公開した。
この実車はPlayStation 5/4専用のビデオゲーム『グランツーリスモ7(GT7)』が11月27日(現地時間)にモンテカルロで開催された「グランツーリスモ・ワールドファイナル」で披露され、12月23日(金)からは『GT7』のすべてのユーザーがゲーム上で体験できるようになる。
Vision Gran Turismoは未来的なクローズド・ホイールのシングルシーターで、先日発表されたハイパーレーシングカー「Ferrari」 499Pと同じ3LターボのV6ハイブリッドエンジンをさらに過激にチューニング。1,030PS以上を発生させる心臓部にはさらなるパフォーマンス向上のため3基の電気モーターが240kW(326PS)ものパワーをアシストする。
アグレッシブで未来的なデザインは、Flavio Manzoni(フラビオ・マンゾーニ)率いる「Ferrari Styling Centre(フェラーリ・スタイリング・センター)」が担当。ル・マン24時間やデイトナ24時間などの耐久レースで大成功を収めた、1960~70年代の伝説的な「Ferrari」のスポーツプロトタイプが直接のインスピレーションとなったようだ。
デザインディレクターのFlavioはこのプロジェクトについて「グランツーリスモとのコラボレーションは、私たちのスタイリングセンターのアドバンストデザイン部門で開発されたユニークなプロジェクトに新たな息吹を与える可能性を示しています。フェラーリのエンジニアリング、エアロダイナミクス、未来技術に対する比類なき理解から生まれた、制約のないデザインの未来像を創造し、それをデジタルワールドに配信されることで、オーディエンスにまったく新しい操縦体験をして頂けると思う」と述べている。
また、実物大のデザインモデルがマラネッロの『Ferrari Museum(フェラーリ・ミュージアム)』でも一般公開されており、現在開催中の特別展と共に12月15日(現地時間)から2023年3月まで展示されるとのことだ。