Patek Philippe 史上最も個性的な時計がオークションに登場
“アラビア湾の真珠”と呼ばれる逸品
これまでに作られた「Patek Philippe（パテック・フィリップ）」の時計の中でも、最も個性的な逸品が「Christie’s Dubai（クリスティーズ ドバイ）」のオークションに出品されてる。この時計は、1958年に製造された「Patek Philippe」Ref.2573をベースにした18Kイエローゴールドのプライベート・コミッションで、別名 “アラビア湾の真珠”と呼ばれ、オンラインオークションの目玉商品となっている。
老舗のサプライヤーで、時計業界では主に懐中時計のチェーンやブレスレット製造する「Gay Frères（ゲイフレール）」社がこの時計のために特別に作った精巧なゴールドブレスレットが組み合わされている。カーディナルインデックスの間にシードパールのアワーマーカーを備えている。また、「比較的最近に登場したローズゴールドの両モデルは、それぞれChristie’sのニューヨークとジュネーブに託され、記録的な価格で取引されました」と同社の中東・インド・アフリカのウォッチ部門責任者 Remy Julia（レミー・ジュリア）は述べている。「10月12日から26日まで開催される特別オンラインセールで、3つの真珠の中で最も魅力的なイエローゴールドの長女をご紹介できることは、Christie’s Dubaiにとって特別な特権です」
製造開始から2年が経過したRef.2573をベースに、パールアワーマーカーを搭載するために、さまざまな改良及び特別な注文が施されている。パールはシードパールと呼ばれているが、通常のアワーマーカーよりも目立つよう文字盤上に配置されているため、ケースは「より厚みのあるベゼルを持ち、時針と分針はパールに触れないようにするため、カーブが付けられてポストの上に配置されているのが確認できる。この時計の真正性は、「Patek Philippe」のExtract From the Archivesによって裏付けられている。
現在、ドバイ国際金融センターで他の出品物とともに展示されている「アラビア湾の真珠」は、「Christie’s」により10万～20万ドル（約1,470万〜2,950万円）の見積りが提示されており、入札は10月26日（現地時間）まで受け付けてとなっているので、オークションの行方が気になる方は是非ご確認を。
