Apple が Android デバイスからのメッセージを意図的に読みにくくしていると非難される
やや薄いグリーン/ホワイトの配色が最悪の視認性だとのこと

「Apple(アップル)」が、Androidデバイスからのメッセージをあえて読みにくいグリーンで表示していると非難を受け、話題を呼んでいる。
iPhoneシリーズに標準搭載されている『iMessage』において「Apple」は“iPhoneから送信されたメッセージ”と“それ以外の端末から送信されたメッセージ”を色分けしており、前者はブルー/ホワイトを、後者はグリーン/ホワイトの配色を採用している。これに関してUXデザイナーのAllen Su(アレン・スー)は、「Appleは(Androidデバイスからのメッセージを)意図的に読みにくくしている」と考察。「グリーンが読みにくいわけではない」と前置きしつつ、「Apple」が採用した薄い緑地に白抜きという配色が最悪の視認性だと強調。WEBコンテンツを障害のある人に使いやすようにするためのガイドライン “Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)”のテストにかけてみても、iPhoneに表示されるグリーンのスコアは2.18と、3.91のブルーに比べて非常に低いスコアであることも明らかとなっており、このスコアはアクセシビリティテストに“不合格”とみなされ、特に視覚障害のあるユーザーにとっては影響があると指摘している。
さらにAllen Suは「色のコントラストは読みやすさに影響するため重要で、メッセージングアプリでは読みやすさが全てです。濃いブルーのおかげで、iMassageのユーザーは他のiMassageのユーザーとやりとりする時に良い経験をし、Androidのユーザーとやりとりする時には不快な経験をすることになります」と述べ、「Appleの膨大なデザインリソースと才能を考えると、AppleがユーザーをiMassageに固執させるために、Androidのメッセージを読むのに手間取るようなグリーンを意図的に選んだことは偶然ではないでしょう」と付け加えている。