Netflix が2023年初頭からアカウント共有の取り締まりを全世界で開始
新たに“プロフィール移行”機能も導入
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『Netflix(ネットフリックス)』が10月18日(現地時間)、2022年第3四半期の決算報告において、2023年初頭からアカウント共有の取り締まりを全世界で展開させると明らかにした。
『Netflix』はもともと、同一世帯以外のアカウント共有を原則不可としている。しかしながら、離れて暮らす家族や友人とアカウントを共有する規約違反のユーザーが1億人以上存在していることを受け、今年5月には、中南米の一部地域でアカウント共有に対する取り締まりを強化。同居していないユーザーとの共有に対して、追加料金の支払いを求めるテストを実施していたが、2023年初頭からは、このテストを正式なサービスとして全世界で展開させるようだ。ちなみに、アカウント共有をする場合は、“追加ユーザー”または“サブアカウント”と呼ばれるユーザーを設定して追加料金を支払う仕組みとなる模様。なお、追加料金はスタンダードプランの4分の1程度とされている。
さらに、それまでにアカウントを共有していた家族や同居しているユーザーが、自分のアカウントを新しく作成する際には、パーソナライズされたおすすめ、視聴履歴、マイリスト、ゲームのプレイ履歴、その他の設定をそのまま使い続けることができる機能 “プロフィール移行”を新たに導入するとも発表。この機能は、既に世界中で提供が開始されており、対象のユーザーには同機能が利用可能になり次第メールにて通知される予定だ。なお、今期は2期連続で減少していた全世界の有料会員者数が240万人増加し、株価も10%急伸したとのこと。