東京発のジュエリーブランド EYEFUNNY が初となる NFT プロジェクトを発表
1,152個すべてが一点ものに
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Jury Kawamura(ジュリー・カワムラ)の手掛ける東京発のジュエリーブランド〈EYEFUNNY(アイファニー)〉が、初となるNFTプロジェクト “SMILEY_GOLD”を発表。〈Tiffany & Co.(ティファニー)〉を除けば、いわゆるジュエリーブランドのNFT参入は、前例がないに等しいので、Web3業界からも注目される。
2003年に設立された〈EYEFUNNY〉は、G-DRAGON(ジードラゴン)、Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)、J Balvin(J.バルヴィン)、Luka Sabbat(ルカ・サバト)など海外セレブにも多くの愛用者がおり、Daniel Arsham(ダニエル・アーシャム)やFutura(フューチュラ)とのコラボレーションでも知られている。“SMILEY_GOLD”はブランドを象徴するスマイリーをモチーフとしたNFTとなり、合計1,152個を販売。この数字に特に意味はないそうで、パーツの種類の組み合わせの結果=1,152個すべてが一点物とのこと。
先述のように〈EYEFUNNY〉は、海外にもファンが多いが、ブランディングなどの観点から日本国内にのみ店舗を構えている。しかし、今回はNFTなので、世界中の人に手に取ってもらえる良い機会とKawamura氏は考えており、ユーティリティについては、NFTホルダー向けに「何らかの形でジュエリーを展開する」ことも視野に入れているようだ。
“SMILEY_GOLD”のプリセールは11月1日(火)で、価格は0.15ETH、パブリックセールが11月3日(木)で、価格は0.3ETHとなる。今後のアップデートについては、公式『Twitter(ツイッター)』およびサイトをチェックしよう。また、下記にてJury氏がNFTに対するQ&Aに回答しているので、そちらもお見逃しなく。
Q1:NFTの技術はどの程度重要性のあるものだと考えていますか?理由もあわせて教えてください。
これまでの閉じたビジネスの世界からのパラダイムシフトとなり得え、創作における新しい価値の創造につながる基礎技術がNFTであると思うのでかなり重要だと感じています。 一方、NFT技術はまだ発展途上の段階にあると言われてますが、だからこそより良い方向性に発展していく余地があり、今の段階から関わっていくことで、その可能性の拡張に少しでも寄与できるのではないかと考えています。
Q2:今回販売するNFTを制作するにあたって、あなたの創作過程がどのように変化したか教えてください。
EYEFUNNYのジュエリーのデジタルイメージをウェブサイトやInstagramなどのソーシャルメディアにアップロードしていますかま、それらはすべて実物を撮影したものです。しかし、今回のNFTを作成する際には、新しい創作にすべく1,152点のコレクションを、すべて超リアルなCGで表現しました。そのイメージは実際のジュエリーでは使用することが不可能な、もしくは可能ではあるが非常にレアで最上級に高価なストーンカラーをしています。ある意味をおいてクリエイティブの制限のないジュエリーがNFTでは実現できました。
Q3:ジュエリー分野に限ってのお話で良いのですが、NFTの技術によってどのような利点が提供されるようになるとお考えですか?また、他のデザイナーの方々もNFTを活用していくべきであると考えられていますか?
EYEFUNNYのジュエリーは東京の直営店でしか購入できません。今回のNFTはどこからでもどなたでもご購入いただけるので、海外のファンや新しい購買層へのアプローチも可能となります。多くの宝飾店で共通すると思いますが、ダイヤモンドジュエリーは高価なものです。NFTを活用し、ジュエリーの美しさ、非現実的な美を多くの方々が手に入れられる価格で提供できる。これは多くのクリエイターにとって顧客の創造に繋がると思っています。
Mint dates and Mint prices revealed ✨#EYEFUNNY #SMILEYGOLD #NFT pic.twitter.com/mTJJ2KzSYQ
— EYEFUNNY (@EYEFUNNY_TOKYO) October 14, 2022