Ferrari が最新モデル 296 GTB を発表
新開発のV型6気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたパワーユニット搭載のハイブリッドモデルが登場
イタリアの高級車メーカー「Ferrari（フェラーリ）」は6月24日（現地時間）、マラネッロにある本社で新型車 296 GTBを発表した。
まず注目すべき車名の296 GTBは、搭載する排気量 2.9リットルのV型6気筒エンジンに「Ferrari」の伝統であるGTB（グランツーリスモ・ベルリネッタ）の頭文字を組み合わせたもの。同車は先述のVバンク角120度6気筒ガソリンターボ・エンジンに、電気モーターを組み合わせた新しいタイプのパワーユニットを持つ。最高出力は830cvを誇り、ターボの力強さと自然吸気V12の高周波音を調和させた爽快なサウンドと共に驚異的なパフォーマンスを発揮。また、PHEV（プラグイン・ハイブリッド）システムがアクセル・ペダルの反応時間をゼロにし、電気のみのeDriveモードでは25kmの走行距離を実現するなど、あらゆる走行シーンで使い勝手の良さを保証する。デザイン面でも1963年に発売された250 LMなどをベースにしながら、現代性を加えてクリーンでエレガントなシェイプを実現したモデルとなっている。
「Ferrari」296 GTBは、2022年の第1四半期にヨーロッパから発売が開始される模様。日本での導入時期に関しては本稿執筆時点では明らかになっていないため、上のフォトギャラリーでそのビジュアルをチェックし、オフィシャルのアナウンスを待っていよう。同車両のスペックなどの詳細については「Ferrari」の公式サイトでご確認を。
