恐竜が北極圏に生息していたことを示す化石が発見される
恐竜は変温動物だったという従来までの説が覆される?
恐竜といえば、約6,600万年前になんらかの理由で突如として地球上から姿を消した絶滅種であるのはご存知の通り。数ある絶滅の理由の中でも最有力候補として、“変温動物のため急激な寒冷化に耐えうることができなかったこと”が挙げられるが、このたび北極圏に生息していた証拠を示す化石が発見された。
アメリカ・アラスカ州北部の地層・プリンスクリーク層で見つかったこの化石によると、少なくとも7種の恐竜の成体および幼体がこの付近に生息していたそうだ。残念ながら巣や卵の殻は発見されていないが、これらの恐竜がわざわざ温暖地域から当時平均5〜6℃の北極圏まで移動して来て産卵すること、また産卵後に幼体を連れて戻るとは考えにくいため、この地域で生息していたことを裏付ける歴史的発見だという。
『University of Alaska Museum of the North(アラスカ大学北方博物館)』の古生物学者 Patrick Druckenmiller(パトリック・ドラッケンミラー)が「長年寒さが苦手だと思われてきた恐竜が、越冬できたことを強く示唆しています。しかし、もし越冬していたとすれば、その方法についての疑問が残ります」とコメントするように、これまで変温動物として考えられていた恐竜の一部が恒温動物だった可能性を意味する今回の発見。今後、Druckenmillerら古生物学者たちは恐竜がどのようにして北極圏で寒さを凌ぎ、生き延びたかを解明していくとのことなので、彼らからの続報を期待して待とう。





















