ブランドの原点“空”を表現した新たな旗艦店『AVIREX GINZA』がオープン
コロナ禍以降の商品と店舗戦略の刷新を経て銀座へ。上質なレザーアイテムや限定モデルもラインアップ
1975年にアメリカで誕生した〈AVIREX(アヴィレックス)〉が9月18日(金)、東京・銀座に新店舗『AVIREX GINZA』をオープンした。〈AVIREX〉にとって銀座エリアへの出店は今回が初。ブランドを象徴するレザージャケットやフライトジャケットから最新コレクション、同店だけの限定アイテムまでをラインアップする。
〈AVIREX〉は1975年、ニューヨークで誕生。1980年代後半には米空軍へのフライトジャケット供給を開始し、A-2をはじめとするフライトジャケットやレザーボンバージャケットでその名を広めた。その後、1990年代から2000年代にかけてストリートカルチャーとの結び付きを強め、The Notorious B.I.G.(ノトーリアス・B.I.G.)やMethod Man(メソッド・マン)、Nas(ナズ)ら数々のアーティストが着用。ミリタリーを出自としながら、ヒップホップやストリートファッションにも深く根を張るブランドへと発展してきた。
そんな〈AVIREX〉が、次なる拠点として選んだのが銀座だ。ブランドでは以前から銀座への出店を構想していたものの、コロナ禍を経て商品ラインアップや価格帯、出店戦略そのものを再検討。かつてのショッピングモールなどへのインショップを中心とした展開から、ブランドの世界観をより明確に伝えられる路面店へと軸足を移し、近年は原宿や渋谷、名古屋・栄などへの出店を進めてきた。
同時に取り組んできたのが、ブランドの原点である“ものの良さ”への回帰だ。定番商品を含めてデザインやシルエット、素材などを改めて検証し、品質に見合ったプライシングへと変更。そうした数年にわたるブランドの再構築を経たことで、銀座という場所で勝負できる手応えを得たことが、今回の出店につながったという。
実際に、『AVIREX GINZA』はこれまでの店舗とは異なる表情を見せる。空間のコンセプトに据えたのは、ブランドのルーツでもある“空”。商品を隙間なく並べるのではなく、あえて余白を残しながらゆったりとディスプレイし、ブルーの什器やハンガーを随所に配置した。さらに、店内のソファや什器には飛行機の翼から着想した造形を取り入れるなど、〈AVIREX〉の出自であるアビエーションの要素を随所に落とし込んでいる。
商品構成も銀座という土地に合わせている。若年層を意識した原宿店などとは差別化し、銀座店ではシンプルで素材や仕立てのクオリティーを重視したアイテムをセレクト。レザーを用いた別注モデルなど、20万円台のアウターも並ぶ。トレンドだけではなく“本物”を求める銀座の顧客を意識し、これまで〈AVIREX〉が十分にリーチできていなかった層との接点を作る狙いだ。
オープン前日に開催されたレセプションでは、店内を花で彩る演出も。フラワーアレンジメントは東京を拠点に活動する「TANAH AIR」が手掛け、ゲストには『SUMMER STUDIOS MATCHA』の抹茶が振る舞われるなど、ミリタリーやアメリカンカルチャーを背景に持つ〈AVIREX〉が、銀座という土地柄や現代的な感覚を意識した演出を加えた。
今回の銀座進出は、〈AVIREX〉にとって単なる店舗数の拡大ではない。ブランドでは今後も銀座店ならではの別注商品を増やし、さらにクオリティーを高めたアイテムを提案していくことを視野に入れている。50年以上にわたって培ってきたフライトジャケットのヘリテージを起点に、商品と売り場の双方を見直してきた〈AVIREX〉。その現在地を示す場所として、『AVIREX GINZA』が新たにスタートを切った。
AVIREX GINZA
住所:東京都中央区銀座2丁目8-12
営業時間:11:00〜20:00