山口歴が帰国後初の大規模個展 “VORTEX”を銀座で開催
新アートプロジェクト “VORTEX”の幕開けを飾る本展で、高さ4メートル超の新作を初公開
「日総ビルディング」が新たなアートプロジェクト “CALEIDO ART PROJECT”を始動。その第1弾として、アーティスト 山口歴による個展 “VORTEX”が、7月25日(土)から8月20日(木)まで、東京・銀座の新スペース『CALEIDO THE HUB』にて開催される。
本展は、約19年間活動拠点としてきたニューヨーク・ブルックリンから今年日本へ帰国した山口にとって、帰国後初となる大規模個展。自身の創作における新たなスタートを飾る展示となる。展示の中心となるのは、本展のために制作された新作《VORTEX》。大型の支持体を床に水平に設置し、高速で回転させながら、自らの意思で鋭いブラシストロークを重ねていく新たな制作手法によって生み出された、高さ4メートルを超える大型作品だ。同作品は6月11日から約1カ月にわたって会場となる『CALEIDO THE HUB』で公開制作が行われ、本展でその全貌が初披露される。
《VORTEX》の着想源となったのは、山口がアメリカ・アリゾナ州セドナで目にした、激しくねじれながら成長する巨樹だったという。そこから太陽系の公転や水流が生み出す“渦”、そして“回転”が持つ根源的なエネルギーに着目し、これまで自身の代名詞でもあったブラシストロークに“回転”という新たな要素を取り入れた。
本展は、「日総ビルディング」が立ち上げる“CALEIDO ART PROJECT”の幕開けを飾る展覧会でもある。同プロジェクトは、アーティストとの協働を通じて銀座を「人と文化が交差する結節点」として再編集することを目指す文化プロジェクトで、その拠点となる『CALEIDO THE HUB』は、銀座五丁目・みゆき通りに面した天井高4.5メートルの路面スペース。今後も展覧会やカルチャーイベントなど、多彩な文化発信を予定している。
山口は、世界中の人々の欲望や熱量が絶えず交錯する銀座を「エネルギーの渦」と捉え、そのカオスを作品へと昇華。《VORTEX》を通して、街に新たなエネルギーの循環を生み出すことを試みる。
Meguru Yamaguchi “VORTEX”
会期:2026年7月25日(土)〜8月20日(木)
会場:CALEIDO THE HUB
住所:東京都中央区銀座五丁目 11-12 日総 26 銀座ビル 1F
時間:10:00-19:00
主催:日総ビルディング株式会社(CALEIDO ART PROJECT)
協賛:株式会社中川ケミカル
入場料:無料
公式サイト
【Profile】
山口歴(Meguru Yamaguchi)
1984 年生まれ、東京都渋谷区出身。2007年に渡米しニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動。2026年に帰国し、現在は日本を拠点に国内外で制作・発表を行っている現代アーティスト。絵画表現における基本的要素「筆跡(ふであと)/ブラシストローク」の持つ可能性を追究した様々な作品群を展開。代表作品群《OUT OF BOUNDS》では「固定概念・ルール・国境・境界線の越境、絵画の拡張」というコンセプトのもと、筆跡の範囲を制限してしまうキャンバスの使用を止め、筆跡の形状自体をそのまま実体化する独自の手法によって、ダイナミックで立体的な作品を制作し続けている。
90年代から2000年代初頭の東京ストリートカルチャーの変遷を経験して育ち、渡米後は〈ALIFE〉〈BILLIONAIRE BOYS CLUB〉〈FTC〉〈HUF〉〈Nike〉等アメリカのストリートカルチャーを代表するブランドや、〈FENDI〉〈ISSEY MIYAKE MEN〉〈OAKLEY〉〈UNIQLO〉といった企業とのコラボレーションも行なっている他、2024年度公益財団法人日本卓球協会派遣の卓球男子日本代表ウェアへの作品図版提供などを手掛ける。発表作品は植島美術館コレクション、小川コレクション、岐阜県美術館、群馬県立近代美術館、Ssamzie Collection、FENDI財団、株式会社ユニクロなどに収蔵。近著に『OUT OF BOUNDS』(美術出版社)がある。



















