3月にオープンした東京・鶯谷町のタコスショップ TAKOBAR に潜入
グァカモーレやチョリソーなどの前菜から、スープにサラダ、肉料理、魚料理など、幅広い料理をラインナップ
約5年の間、『渋谷PARCO』10階の『Commune』にて営業を続けてきたタコスショップ『TAKOBAR』。同場所での営業は、2024年12月31日(火)に惜しまれながらも終了した。その後、数カ月間はクラブイベントやフェスでのケータリングをメインに活動を続けていたが、3月11日(火)には、東京・鶯谷町に念願の単独店舗をオープンした。本稿では、「Hypegolf Invitational Japan 2024(ハイプゴルフ インビテーショナル ジャパン 2024)」にも出店してくれた『TAKOBAR』の新店舗をご紹介する。
『TAKOBAR』を率いるCOBA氏は、20代にTEXMEX(欧米で発展したメキシコ料理)に感銘を受け、都内の有名メキシコ料理店で勤務をスタートした。そこでメキシコの料理や文化と触れあい見識を深めた後、農業ベンチャーに就職。多くの生産者との交流を育む中で出会った唐辛子に魅了され、古典的なメキシコ料理の現場に舞い戻った。
舞い戻った修行の場で、COBA氏は同じく修行中の比嘉氏に出会ったそう。このときはまだ、ともに『TAKOBAR』を立ち上げることになるとは想像もしていなかったという。本店舗のシェフでもある比嘉氏は沖縄出身であり、米軍基地などの文化が身近にあったことでタコスには馴染みがあり関心も高かった。彼は、調理学校を卒業後、イタリアンフレンチの店に務めたのち、自身のルーツを学びに若干20歳で古典的なメキシコ料理店へ修行に入るという経歴を持っている。COBA氏と比嘉氏は以来10年間、家族同然の最高の仲間として切磋琢磨してきた。
2018年4月16日には、メキシコ料理店での修行と並行して、渋谷区富ヶ谷で月曜日だけの間借りのタコス屋を開店。最初の店舗ということもあり手探りで運営していたが、オープンから1年が経過した頃に突如間借り営業が終了することとなる。その後は、修行の合間にポップアップやケータリングをしながら活動を継続。そして『Commune』との出会いにより、2019年12月26日には同場所に正式に『TAKOBAR』をオープンした。ここでは、コロナ禍によりアルコール類を提供できないなどの苦闘がありつつも、心強い若手の“海斗”という仲間が加わるなど、これまで歴史を積み上げてきた。
念願の単独店舗の内装は、彼らの仲間の大工の協力のもと、オープン後の現在も色々と手を加えながらも徐々に完成に近づいている。カウンター席がメインの1階には、有名なメキシコヴィンテージのポスターや、コレクターであるCOBA氏の友人が集めたフィギュアが飾られており、『TAKOBAR』オリジナルの世界観を展開。店奥の階段には赤い絨毯が敷いてある。これは、伝説の洋食レストランを経営していたCOBA氏の祖父ゆかりのもの。
2階に上がると、大テーブルがいくつも配置されており、奥にはクロークも配置されている。このフロアは、宴会や誕生日会など、大人数で食事を楽しむために貸切にすることも可能だ。一際目を引く鮮やかなテーブルクロスは、メキシコのストリートでも実際に使っているもので、店内に華やかさをプラス。ほかにも、海外の端材を集めた壁やフランスのアンティーク棚などが置かれており、COBA氏のこだわりが随所に散りばめられている。
同店舗では、手軽に食べられるものが中心であった『Commune』時代とは異なり、レストラン向けの本格的なメニューを展開。グァカモーレやチョリソーなどの前菜から、スープにサラダ、肉料理、魚料理など、幅広い料理が揃う。もちろん、メキシコ料理に欠かせないメスカルやテキーラをはじめとしたアルコール類も豊富に並ぶ。なお、現在の店舗の運営形態が落ち着く頃には、手軽に楽しめるタコスやブリトーなどのランチメニューも開始する予定だそう。
これまで彼らは少しずつ経験を積み、念願の店舗をオープンした。そして、これからもストリートフードを通じて、日本という地をさらに理解し、地産地消、食文化、そしてメキシコ料理との相互リスペクトを込めた、新しく、そしてどこか懐かしく安心感のある料理を模索していきたいという。
この週末は、そんな『TAKOBAR』の新店舗にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
TAKOBAR
住所:東京都渋谷区鶯谷町8-8
営業時間:17:00-22:00




