設立50周年を迎えた OAKLEY の Hypebeast 的歴代名作モデル4選
アメリカ・カリフォルニアのヘッドクォーターにて50周年を記念した特別なプログラムを開催
今年、ブランド設立50周年を迎えたアメリカ発のスポーツ&ライフスタイルブランド〈OAKLEY(オークリー)〉。4月には、『Hypebeast(ハイプビースト)』が発刊する『Hypebeast Magazine(ハイプビースト マガジン)』の最新35号で、3つ目の表紙としてその歴史にフィーチャーするなど、我々もそのアニバーサリーイヤーを祝った。
そんな〈OAKLEY〉が、去る7月11日と12日(現地時間)にアメリカ・カリフォルニアのヘッドクォーターにて50周年を記念した特別なプログラムを開催。このイベントに参加すべく『Hypebeast』は実際に現地に赴き、その歴史的瞬間を目撃した。まず出発前に発表されたのは、ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)がブランド史上初のチーフ・ビジョナリーに就任したというビッグニュースだ。ただ、発表された当初は驚いたものの、彼はこれまでにも度々ライブ中に〈OAKLEY〉のアイウェアを着用していることに加えて、トラヴィスが革新的なクリエイティビティを持つことからも、どちらのファンにとっても納得のチームアップといえるだろう。
その後も、アメリカに向かう途中や現地で大きなアナウンスが為されたので、『Hypebeast』的トピックを改めてここでご紹介する。1つ目は、50周年を記念した特別モデル “Oakley Ellipse(オークリー エリプス)”の発売だ。これは、“歴史を身につけるアート”と題され、ブランドがこれまで革命を起こしてきたレガシーに敬意を込めつつも、未来を切り拓くブランドの精神を体現した1本に。〈OAKLEY〉の“Ellipse Logo”をかたどったシルエットや、1990年代の大胆なカーブラインの再現、ベストセラーモデル Radar® EV(レーダーEV)を踏襲したステム、最新のPhysioMorphic™ Geometry(フィジオモルフィック ジオメトリー)によるレンズシェイプなど、過去/現在/未来におけるブランドの技術やデザインをミックス。ゴールドが散りばめられたブラックのフレームは、これまでの長い歴史が込められつつも、ブランドの輝かしい未来を感じさせるようなデザインに仕上げている。
2つ目は、「Meta(メタ)」とのパートナーシップ。この協業からは、次世代AIウェアラブル Oakley Meta HSTNがお披露目された。このプロダクトは、簡単にいえば“さまざまなシーンを撮影できるアイウェア”で、お手持ちのスマートフォンに『Meta AI』アプリをダウンロードすることで、アイウェアの設定やカスタマイズ、写真および動画の管理、Meta AIアシスタントのやり取りなどが可能。写真と動画の撮影は、レンズ右上のボタンを押すことはもちろん、「Hey Meta, Take a picture(or video)」の声掛けでハンズフリーでも行える。また、同じように話しかけることでAIアシスタントが質問に答えてくれるほか、アプリと連動して音楽を聴けたり、ビデオ通話や『Instagram(インスタグラム)』でのライブ配信も。スマートフォン顔負けの、“次世代のデバイス”が誕生した。また、現地の会場では、このOakley Meta HSTNを試用するためのライブデモスペースが設置され、来場者は発売に先駆けてひと足早くその機能を体験。なお、現在Oakley Meta HSTNは日本で未展開となっており、前述したAI関連の機能は使用不可となっているため、ご注意を。
そしてラストとなる3つ目は、アメリカの民間宇宙インフラ開発企業「Axiom Space(アクシオム・スペース)」との、次世代の宇宙服 “AxEMU”のバイザーシステムに関するパートナーシップだ。これは、「Axiom Space」と「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が1972年12月のアポロ17号以来の有人月面着陸計画として2025年末に実行を予定している、女性が初めて月面に降り立つミッション “Artemis III(アルテミス3号)”の実現に向けて決定。〈OAKLEY〉が持つ革新的な技術力により、“AxEMU”の赤外線、極端な温度、微小隕石から守る視覚システムを開発/設計してくという。これは、〈OAKLEY〉の“創業初日と変わらず破壊的”である姿勢をまさに体現するもので、地球の枠を超えた宇宙規模での取り組みに期待が高まる。こちらも会場にて特設スペースが作られており、ここではVRヘッドセットを使った月面着陸の仮想体験が可能となっていた。
そのほか、次世代の象徴であるキャラクター マクシーン・フィアライト(Maxine Fearlight)や新キャンペーンムービーの公開、エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー/DJのアニマ(Anyma)とのデジタルパートナーシップ “Future Genesis”の発表、2日目のパーティにてトラヴィス・スコットとメトロ・ブーミン(Metro Boomin)が行なったサプライズパーフォーマンスなど、書き記しておきたいことは山ほどあるのだが、本稿では、ヘッドクォーター内での歴史を振り返る特別展示の中から見つけた、『Hypebeast』的名作の歴代モデルをいくつかピックアップ。50周年という節目にあわせて、この機会に〈OAKLEY〉の歴史をおさらいしておこう。
OVERTHETOP
ご存知の方も多いと思うが、2000年のシドニーオリンピックにてトリニダード・トバゴ出身の短距離走者 アト・ボルドン(Ato Boldon)が男子4 x 100mリレーにて着用し、世界中で話題となった逸作。“左右の耳にかける”というサングラスの概念を打ち破り、ヘルメットのようにまさかの頭からかぶるという斬新なスタイルを採用したこのモデルは、1度見たら記憶に残ることは間違いないだろう。こちらはスポーツサングラスとなっており、通常の耳にかけるタイプと比較して外れる心配も少ないため、たしかに短距離走などには向いているかもしれない。
Mars X-Metal Leather
1998年に誕生した〈OAKLEY〉代表的なスタイルのひとつ、Mars X-Metal Leather。こちらはマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)協力のもとデザインされたモデルで、アメリカのアクション映画『ファイト・クラブ』にてブラッド・ピッド(Brad Pitt)が着用したことでも注目された。また、ロケットエンジン用の複雑な金属部品を製造するために使用されている技術とまったく同じ最先端技術を駆使して作られているなど、その緻密なデザインは〈OAKLEY〉の高い技術力を感じさせる名作といえるだろう。
Eye Jacket
1990年代の〈OAKLEY〉を象徴するモデルで、オリジナルのシルバーフレームと、ブリッジ部分に記されたブランドロゴが印象的な1本。“その後のアイウェアのデザインとフィット感の常識を根本的に覆した”とも言われており、2020年代にもコラボモデルに用いられるなど根強い人気を誇る。また、2021年にはEye Jacket Reduxとのセットで限定復刻され、現在もReduxは公式オンラインストアで販売されているなど、今回紹介した中でも特に広く知られている。
ROMEO
『ミッション: インポッシブル』にてトム・クルーズ(Tom Cruise)が着用していたことでも知られている、1997年発売のX-METALシリーズ。当時はマイケル・ジョーダンらの著名アスリートが着用していたことでも人気を博した。大きめのレンズフレームで、初期モデルはイヤーソックスがレッドカラーであることも特徴的。X-METALシリーズのファーストモデルとも言われており、現在でもオークションサイトなどで高値で取引されている玄人好みのモデルとなっている。