ニック・ドイルの日本初個展「American Blues」が開催に
アメリカ文化とその文物の語彙を浸透させることで、欲望や過剰さ、有害な男性性を検証する気鋭アーティストの展覧会
デニムをコラージュした壁掛け立体作品がもっとも有名なニック・ドイル(NICK DOYLE)。彼の日本初となる個展「American Blues」が、2024年3月6日から4月27日まで開催される。ドイルのアートは、アメリカ文化とその文物の語彙を浸透させることで、欲望や過剰さ、有害な男性性を検証しているという。やや難解だが、ある意味アメリカの象徴でもあるデニムのコラージュ作品を目にすると、その謎がちょっとずつ解けてきて知的興奮が得られるかも。今回の「American Blues」でも、そのデニムコラージュ作品は健在で、非常に巨大に制作されているという。ほか、不気味な立体作品も発表されるとのこと。これらは、ドイル的には、ノスタルジアの危険性と消費主義との変化する関係を強調するべく展開する。
開催場所は、ペロタン東京。1989年にエマニュエル・ペロタンがフランスで創業した現代美術ギャラリーの支店として、2017年にオープン。過去に加藤泉などの個展も行っているが、KAWSやTOILETPAPERなど、海外アーティストを中心に紹介している名ギャラリーだ。
NICK DOYLE
ニック・ドイル展「American Blues」会期:3月6日(水)〜 4月27日(土)
会場:ペロタン東京 | 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F【オープニング / サイン会】
日時:3月6日(水)17:00〜19:00
会場:ペロタン東京