Nike がヴァーチャルスニーカー部門 RTFKT 事業の終了を発表
2025年1月末までにサービスが終了へ

〈Nike(ナイキ)〉は12月2日(現地時間)、傘下のヴァーチャルスニーカー部門〈RTFKT(アーティファクト)〉事業の打ち切りを発表。同部門のサービスは、2025年1月末までに終了するという。
〈RTFKT〉は2021年にコロナ禍でブームとなったNFTやメタバースなどのWeb3への投資のひとつとして、〈Nike〉が買収したブランド。当時同社のCEOを務めていたジョン・ドナホー(John Donahoe)は、〈RTFKT〉買収の狙いは「Nikeのデジタルのプットプリントと能力を拡大すること」だと述べていた。〈Nike〉傘下となった〈RTFKT〉はヴァーチャルスニーカーや村上隆とのコラボレーションなどを展開し、Web3プラットフォーム『.SWOOSH(.スウッシュ)』を立ち上げるなど、数々のプロジェクトを行なっていた。
今年10月に新CEOにエリオット・ヒル(Elliot Hill)が就任して以来、〈Nike〉は、経営陣刷新や事業の優先順位の見直しを行なっており、今回の発表もその一環だと思われる。〈RTFKT〉は今回の発表を受けて、彼らがこれまで発表してきたデジタル作品を閲覧できるウェブサイトを立ち上げるとしている。〈RTFKT〉の声明文は、以下の通り。
— RTFKT (@RTFKT) December 2, 2024