Balenciaga フォール 2025 コレクション
「Automobili Lamborghini」や〈Scholl〉とのコラボピースを含むコレクションのルックは、デムナが携帯電話で撮影


































































デムナ(Demna)手掛ける〈Balenciaga(バレンシアガ)〉が、フォール 2025 コレクションをブランドの公式『Instagram』を通して公開した。
今季のコレクションは、デムナ個人のソーシャルメディアで流出したウォーターマーク入りの画像として初公開され、彼が携帯電話で撮影した一連の「internal-use」画像として発表された。これらの写真は通常、スタイリングを完成させるために使用されるもの。そのため、写真に指が写り込んでいても修正せず、そのまま公開している。この意図としては、通常のヘアメイクや舞台美術なしで、最も純粋な形でルックを見せたいからだという。
フォール 2025 コレクションは、快適さを重視した完全なワードローブの研究。ルックを見るとミニマルなイブニングウェアとGarde-Robe のルックから始まり、よりコンセプチュアルなカジュアルな日常着へと移行し、〈Balenciaga〉のユニフォーム、ブランドアンバサダーのファンクラブ製品、そしてトラックスーツの「パーティードレス」が続き、デムナの美的ビジョンの幅広い範囲を示している。ベーシックなTシャツは、滑らかなブラックジャージーのコクーンマキシドレスと、対照的なセミフィットの白いボディコンTシャツのミニドレスという対照的な解釈で再構築。また、「Brand New With Tags」のガーメントに対して超破壊されたピース、詰めこまれたパッド入りスリッパ に対してクリップ式ソールに縮小された靴、ボリュームのあるスカートに対して「マイクロスカート」、マルチレイヤードのマキシマリストなアンサンブルに対してシングルガーメント仕立てのルックスなど、コレクションの随所に相反する要素を忍ばせた。
プリーツナイロンやリネン、滑らかなツイルのマキシスカートのテーラードトラックスーツ、厚みのあるウールギャバジンのセミフィット・マキシコート、そしてM. Balenciagaの1951年のセミフィットシルエットからインスピレーションを得た、滑らかなビスコースジャージーの「Old Hollywood」カフタンなど軽量なピースも用意。さらに、最も快適なバイカースーツというアイデアとして、レザージャケットとモーターサイクルパンツを装ったスウェットスーツや、メランジモルトンのように織られたトロンプルイユの日本製デニムのその他のスウェットスーツなども登場。フード付きのコーチジャケットトラックスーツ、リバーシブルのArcticパーカーとジレ、永続的に洗濯可能なJacronタグが付いたナイロンMA-1 ジャケット、リブ編みのサープラススタイルの実用的なニットウェア、そして企業のアイコンをあしらったポプリンのユニフォームシャツといった実用的なユニフォームも並ぶ。
また、今季は2つのコラボレーションを発表。ひとつは予告段階で話題になっていた「Automobili Lamborghini(アウトモービリ・ランボルギーニ)」とのコラボレーション。自動車の美学とメゾンのコードを融合させ、最先端のイノベーションへの共通の取り組みを称えたコラボレーションでは、レザーのレーシングジャケットやその他のさまざまなガーメントやアクセサリーを展開し、Temerarioのキーフォブのアクセントやシールドエンブレムが付属する。
もうひとつは〈Scholl(ショール)〉とのコラボレーション。これまでに作られた中で最も快適なヒールを作りたいというデムナの願望から生まれたコレクションには、整形外科用コルクのフットベッドをスティレットやヒール付きサンダル、ブーツに組み込んだフットウェアなどがラインアップする。
ブランド:Balenciaga
シーズン:2025年秋
日付:12月2日(現地時間)