ドイツ北部に完全デジタルで開発された小さな建物が出現
工具やネジを一切使わずに組み立て可能
ドイツ北部に工具やネジを一切使わず、完全デジタルで設計、製造、組み立てられた“Digital House”が出現した。
ジュリアン・クルーガー（Julian Krüger）とベンジャミン・ケンパー（Benjamin Kemper）によって開発された、革新的なプラグイン工法に基づいた持続可能でコスト効率の高い建築システムを用いて設計・製造されたこの建物。その大きさは、幅3.3m x 奥行き4.9m x 6.5mというコンパクトサイズで、リサイクルされたアルミニウムシートをさざなみのような形状でレーザーカットしたファサード、内部は木材繊維で断熱されたパイン材のパネルを備えている。
冒頭でお話しした通り、ネジや釘、接着剤を使用せずに所定の位置に留まる構造のため、解体して別の場所にも建物を構えることが可能。ただし、設置するには堅牢性を確保する6本の接地ネジが必要となるため、コンクリートの上には立てることができないようだ。
