Apple Watch Series 8と新型 Apple Watch SE が公開

「Apple（アップル）」は9月7日（現地時間）、アメリカ・カリフォルニア州クパティーノに位置する「Apple Park（アップルパーク）」にて開催された基調講演（新製品発表会）にて、Apple Watch Series 8と新しいApple Watch SEを発表した。

Apple Watch Series 8は、大きな常時表示Retinaディスプレイと強くて耐亀裂性の高い前面クリスタルを搭載したデザインが大きな特徴だ。バッテリー駆動時間は18時間となり、新たに追加された低電力モードを用いると最大36時間まで延ばすことができる。特筆すべきは、肌に最も近い本体の背面とディスプレイのすぐ下のそれぞれにセンサーを備えることで、新たに皮膚温測定機能が追加されたこと。これにより、女性の月経周期を正確に予測することが可能に。記録された周期の履歴が不規則や回数が少ない、または期間が長い月経や不正出血など基礎疾患の症状かもしれない偏差を示す場合、通知を受け取れるようになるという。他の新機能としては、自動車での衝突事故の検知が可能となった。この機能は、専用衝突実験ラボで一般乗用車を使ったシミュレーションでデータを集め、先進的なセンサーフュージョンアルゴリズムを開発したことで実現した。気になるバリエーションは、アルミニウムとステンレススチールのケースで41mmと45mmの2つのサイズで展開され、幅広いレンジのケースの仕上げやカラー、バンドの種類が用意されている。アルミニウムケースのカラーには、スターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)REDがあり、ステンレススチールケースにはシルバー、グラファイト、ゴールドがラインアップ。Apple Watch Studioを使うと、Apple Watch Series 8は同じコレクションで提供されているどのバンドとも組み合わせることができる。さらに、Apple Watch NikeとApple Watch Hermèsにも、新しいバンドと文字盤が追加されるとのこと。

新型 Apple Watch SEは、先進的な機能を備えながらも低価格を実現し、同シリーズを初めて使うユーザーへの導入として、また誰かへのプレゼントにも最適なモデル。Apple Watch Series 8やApple Watch Ultraと同じ先進的なS8 SiPデュアルコアプロセッサを搭載し、前世代よりも20パーセント高速になっているほか、衝突事故検出や国際ローミングによってパワフルにアップグレードされた。デザイン面では、従来と同じケースデザインを採用しているものの、色を合わせて再設計したナイロン複合材を素材とするバックケースにより、これまでよりも軽量に。40mmと44mmのアルミニウムケースで、ミッドナイト、スターライト、シルバーの仕上げで展開され、すべてのバンドに対応する。

Apple Watch Series 8およびApple Watch SEは、「Apple」の公式オンラインストアにて本日より注文受付を開始し、9月16日（金）より販売開始。価格はApple Watch Series 8が59,800円〜、Apple Watch SEが37,800円〜（共に税込）となる。