Nike が新たなイノベーション・プラットフォーム Nike Forward を発表
アパレル生産に変革を起こす画期的なプラットフォームが誕生
〈Nike（ナイキ）〉が、アパレル生産に変革を起こす画期的なイノベーション・プラットフォーム “Nike Forward（ナイキ フォワード）”を発表した。このプラットフォームは、〈Nike〉のイノベーションのカルチャーと、“より良い世界を作るための行動を進める”というコミットメントを具現化するための新たな試みとなる。
世界中のアスリートが、気候変動がスポーツの障害になると感じている。〈Nike〉にとって、Dri-FIT（ドライフィット）テクノロジー以来の重要なアパレル・イノベーションとなる“Nike Forward”は、フリースに対する考え方を一新することで、その懸念に応えようとするもの。〈Nike〉はこのプラットフォームの開発のために、5年以上かけて研究を行なったという。その結果、従来の編み物や織物とは異なるイノベーションにより、繊維素材生産の工程を減らし、簡素化に成功。複数の段階を経る工程（紡糸・紡績、編み、裁断、縫製など）では無く、ニードルパンチ機械に手を加え、繊維から直接テキスタイルを制作。工程を省くためその分エネルギーの節約となり、今回の第1世代となる素材の場合は従来のニットフリースよりも カーボンフットプリントを平均で75%削減することに貢献している。また、“Nike Forward”の素材は通常のニットフリースよりも密度が低いのも大きな特徴で、製品重量にして70%の再生原料を用いることが可能となった。
“Nike Forward”の最初のプロダクトとして、ライフスタイルやスポーツとも馴染みの深いグレーのフーディとクルーネックのトップスがリリースされる。サステナブルの精神に基づき、このフーディは装飾や染料工程を省き、水の使用量をゼロに抑え、切りっぱなしのポケットをそのまま使用したデザインが新鮮だ。今後さまざまなアイテムが計画されているが、まずはこのファーストプロダクトに触れ、“Nike Forward”のイノベーションを感じてほしい。
“Nike Forward”のファーストプロダクトは、9月17日（土）より〈Nike〉の公式オンラインストアおよび『Nike アプリ』、一部の〈Nike〉取扱店にて販売予定。価格はフーディ（メンズ/ウィメンズ）が18,150円、クルーネック・トップス（メンズ/ウィメンズ）が15,400円（共に税込）となる。
